富山県高岡にある国宝『瑞龍寺』の御朱印はデザインが豪華で、見開き推奨の御朱印です。描かれているのはトイレに祀られている神様です。実際にも、瑞龍寺のお手洗いに置かれています。
瑞龍寺は、富山の中でも有名なお寺で国宝になっています。加賀藩二代藩主だった前田利長が幅を利かせていた地域で、前田利長の銅像が富山の色んなところにあったりします。
瑞龍寺の御朱印と御朱印帳
朱印代は各300円で、見開きでお願いしました。御朱印帳の頒布もありました。左側の御朱印はデザインが素敵ですよね。「烏蒭沙魔明王」という神様の仏像です。明王が左足を上げて、不浄な振る舞いをした猪頭の亥子神に活を入れている姿が特徴的です。烏枢沙摩明王は禅宗の寺で東司の守護神として祀られていることが多いです。
東司っていうのは、トイレのことです。植村花菜さんの「トイレの神様」という曲が流行ったときに、より注目されるようになったのが瑞龍寺なのでした。この曲の中でも歌われていますけど、烏枢沙摩明王のお札を貼ってトイレを綺麗にしとくとご利益を受けられるということで、 病気平癒・安産成就・子孫繁栄を求めて多くの人が参拝します(お札は要事前予約)
実際にも、瑞龍寺のお手洗いに仏像が設置されているので、ぜひ見てみましょう。拝観券受付のすぐ裏にあるトイレです。
瑞龍寺の御朱印の頒布場所
御朱印所と拝観券販売は同じ場所です。すぐ入り口にあるので、迷うことはないでしょう。高岡駅から徒歩15分程度で到着出来ます。
瑞龍寺の拝観券
拝観券(大人500円)を購入するときに一緒に御朱印帳を渡しておきましょう。番号札と引き換えに、帰りに受け取るシステムです。ご朱印代は先に支払っておきます。
国宝・瑞龍寺の見どころ
高岡山瑞龍寺は、加賀二代藩主前田利長公の菩提寺として建てられたお寺です。国宝指定がされているのは「山門」「仏殿」「法堂」です。瑞龍寺のシンボルといえば山門なのですが、現在補強工事中で山門全体がグレーシートに覆われており、姿を見ることはできません。
山門
山門は見られなかったのですが、山門の中にある仁王像は見学することが出来ます。迫力があります。
仏殿
青々とした芝生と晴れた空の色が素敵ですね。きれいに手入れをされた芝生の中央に建つのが「仏殿」です。仏殿の中には自由に入ることができます。
仏殿の前は記念撮影をする人も多かったです。景色がとても美しいですし、映えます。仏殿の中は通り抜けることができます。通り抜けると「法堂」があります。
法堂
法堂の内部へも入ることができます。特徴的なのが法堂の中に「お抹茶席」が設けられている点です。
▲1回500円のお抹茶席
▲法堂の鬼瓦
瑞龍寺はどんなお寺なの?
北陸新幹線で人の行き来が多くなった高岡にある瑞龍寺。高岡市は前田利長によって開かれた場所です。城を築いて城下町を作った人です。
特に鋳物を中心に栄えました。そのため、高岡には鋳物の製造所や一般の人が見学できる博物館や資料館が多くあるのです。
▲瑞龍寺の参道にある前田利長の銅像
瑞龍寺が建てられたのは1614年です。造営には約20年の歳月がかかりました。国宝として指定された「山門」「仏殿」「法堂」の他に、総門・禅堂・大庫裏・大茶堂・回廊三棟は重要文化財として指定されています。
瑞龍寺の伽藍について
中国の寺院建築に習って作られている瑞龍寺の伽藍は、「総門」「山門」「仏殿」「法堂」が一直線上に並べられています。
さらに、「僧堂」と「大庫裏」が左右対称に設置されて、それぞれが回廊でつながっています。このような美しい建築様式も、瑞龍寺の大きな見どころのひとつです。
▲回廊
▲大庫裏(お寺の台所)には釜が連なって置かれていました。
瑞龍寺の記念スタンプ
瑞龍寺には大判の記念スタンプが設置されていました。設置場所は、拝観券&御朱印所のところです。拝観券を買って入る有料ゾーンのちょうど外の部分で端っこにありますので、お見逃しなきよう。
瑞龍寺の参拝情報
- 住所:〒933-0863 富山県高岡市関本町 高岡市関本町35
- 時間:9:00~16:30閉門(12/10~1/31は16:00閉門)、入場は閉門30分前まで
- 拝観料:大人500円、中高生200円
- アクセス:あいの風とやま鉄道「高岡駅」徒歩15分、JR「新高岡駅」徒歩18分
瑞龍寺と一緒に巡れるスポットとしておすすめなのが「高岡大仏」「高岡城」です。また、瑞龍寺から徒歩10分のところに「前田利長の公墓所」があります。11.9mの巨大な石塔があり、日本の大名のお墓の中で一番高いといわれています。
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