上諏訪駅の秘湯「大和温泉」は、上諏訪駅から徒歩15分ほどの場所にあります。ちょっと駅前通りを外れたところに、秘密基地のように佇む温泉です。
大和温泉もその周辺も、雰囲気が非常にノスタルジックで素敵です。温泉もとても気持ちが良く、入浴した次の日の肌つやもいつもより良くなりました。
細い路地に穴場の温泉が佇む
有名な温泉地でもある上諏訪には、共同浴場が80以上あります。地元の方専用(ジモ専)が多い中、大和温泉は観光客にも開放してくれている温泉です。
タイムスリップしたかのような街並みを散歩しながら、大和温泉に向かいます。
大和温泉の入り口は、民家と民家の間にあります。細い路地に冒険心がくすぐられつつ、初回は入るのに少々戸惑います。
細い通路が大和温泉への入り口
民家の中庭のようなスペース
左が男湯、右が女湯
細い通路を入ると、民家の中庭のような場所に出ます。入って良い場所なのか少し不安になりつつ、右手を見ると入浴料を置く場所がありました。
小銭をぴったり用意してくるのを忘れてしまったので、中に向かって「おはようございますー」と声をかけてみると、お姉さまが出てきて対応してくださいました。
「石鹸は持ってるら?なかったら貸すかいね~」と信州弁?でやさしく声をかけてくれました。
- 大人:300円
- 小学生:130円
- 幼児:70円
※湯札(回数券)もある
清掃が行き届いた清潔感のある脱衣所
透き通った緑色!ほんのり硫黄香
浴場へ入るとかすかに硫黄臭がします。硫黄成分の含有量は1.2mg/kgなので法律上、硫黄泉という表記はできませんが、それでも硫黄の存在は確かに感じられます。ゆでたまごのような香りです。
温泉水1㎏中に、総硫黄を2㎎以上含有するものを「硫黄泉」といいます。「総硫黄」とは、硫化水素イオン・チオ硫酸イオン・遊離硫化水素の合計です。
今はあまり見かけないステンレスの浴槽
お湯は透き通ったうす緑色です。浴槽中央の蛇口は、ひねると源泉が出てきます。
シャワーはついていないので、桶で頭や体をすすぎます。
石鹸やシャンプーも持参する必要があります。お肌つやつや、とても気持ちよかったです。
【おまけ】風呂上がりにメンチカツはいかがでしょうか
鳥幸
大和温泉のすぐ近くに「鳥幸」という地域密着のお総菜屋さんがあります。コロッケやからあげ、飲み物などが販売されています。
帰りがけに、こちらでメンチカツを購入しました。
鳥幸で購入したメンチカツを食べながら帰る
肉厚ジューシーで美味しかったです。おすすめなので、合わせてご紹介しました。
大和温泉の基本情報
営業時間 | 7時00分~22時00分 |
所在地 | 〒392-0024 長野県諏訪市小和田17 |
入浴料 | 大人300円 小学生130円 幼児70円 |
H27年温泉分析書では、湯小路源泉(大和温泉)の硫黄分総量は4.6mg/kgですが、最新では1.2になったのでしょうか?