諏訪大社下社秋宮の御朱印情報と見どころを徹底解説しました。下社秋宮は下諏訪にある神社で、周辺の雰囲気も非常に素敵です。諏訪のド定番、観光スポットです。せっかく諏訪まで来たのであれば、きちんと満喫して帰りたいですよね!
諏訪大社といえば、7年ごとに一度行われる御柱祭(おんばしらさい)という奇祭が行われる神社で、全国的にも知られている大変有名なお祭りです。ただし直近の御柱祭は2016年に催行されたので、次回の御柱祭は残念ながらだいぶ先です。
目次
諏訪大社下社秋宮の御朱印(500円)
御朱印の値段は、500円です。「諏訪大社」そして「下社秋宮」としっかり記載されていますね。素敵な御朱印です。諏訪大社のオリジナル御朱印帳に頂いてきました。
秋宮恵比寿社の御朱印
下社秋宮は諏訪湖七福神の恵比寿さまも祀っていますので、「秋宮恵比寿社」の御朱印も書いていただけます。また、御朱印帳ではなく諏訪湖七福神の色紙に朱印を押してもらうこともできます(諏訪湖七福神の色紙もこちらで拝受できます)
▲ 諏訪湖湖畔七福神の専用色紙
諏訪大社の御朱印帳 (2000円)
諏訪大社の御朱印帳は、四社全てで共通頒布されています。大判サイズで、値段は2000円(朱印代500円は別)です。全体が黒地でシンプルですが金の刺繍が入っており、光に反射して輝くため、華やかさもある御朱印帳です。御朱印帳にはスライド式の紙製のカバーが付いていますが、透明カバーはついていません。
冒頭から4ページ分が順番に、上社前宮・上社本宮・下社春宮・下社秋宮と、書くところが指定されています。 5ページ目以降は何も書かれていないので、他の御朱印帳と同じように使えます。
諏訪大社の御朱印帳は全部で3種類あります。その中でも一番メインの御朱印帳は、こちらの黒い御朱印帳です。他の2種類は紺色と朱色なのですが、いずれも無地で通常サイズです。
諏訪大社の御朱印の授与所
諏訪大社下社秋宮ではお守りや絵馬の授与所と別に、御朱印受付が設けられています。拝殿向かって右にある授与所ではなく、駐車場・駐輪場の近くにある御朱印所へ行きましょう。境内の目立つところに御朱印を案内する看板が立っています。
境内は非常に緑豊かで、参拝客の皆さんもゆっくり自然を楽しみながら、参拝されていました。
温泉が湧き出る手水
湯気が出ているのが、写真からおわかりかと思います。秋宮の手水舎には、温かい温泉が湧きだしています。この温泉は飲めませんのでご注意ください。そもそも基本的に神社の手水は飲用ではないので皆様は大丈夫かと思いますが、たまに柄杓に口を付けている方をお見掛けします。
諏訪大社のご神木「根入りの杉」
根入りの杉は、樹齢600~700年の御神木です。枝が垂れ下がっていることから、「寝入りの杉」と呼ばれることもあります。この杉の木の皮を子どもに煎じて飲ませると、夜泣きが止まるという言い伝えがあります。
神楽殿と狛犬
郡内原村出身の芸術員会員清水多嘉示氏の作で、昭和五年に奉納されたものが戦争のために供出され、昭和三十五年に間組尊重であった神部満之助氏の寄進があって、再び清水氏の手によって、復元、奉納されました。
ー引用:「諏訪大社」p10(発行 諏訪大社)
神楽を奉納するための建物で、1835年に作られたものです。青銅製の狛犬は1.7メートルもあります。
下社秋宮の見どころは大きな〆縄
下社秋宮の神楽殿にかけられている注連縄は、御柱祭ごとに新しいものにつくりかえられてきました。現在飾られているものは、重さ約1トンです。注連縄の重さは文献によって、500㎏・800㎏・1tなど、全然違って書かれていますが、これは作り変えるごとに重さが違っていったということだと考えられます。
お守りや絵馬はご祈祷受付へ
お守りや絵馬は、御祈祷受付で受けましょう。御朱印はこちらではありません。
▲ カラフルで細かいデザインが素敵なお舟祭りを描いた絵馬
知っておきたい諏訪大社のお守り「薙鎌守」
諏訪大社の特有のお守りとして「薙鎌守」というものがあります。上社でしか受けられないお守り(黒)、下社でしか受けられないお守り(白)の2種類があります。初穂料は、各2000円です。
諏訪大神の神器「薙鎌」を模したお守りで、父神 大国主神の象徴「福俵」、母神 高志沼河比売神の「翡翠」、諏訪特産の「黒曜石」を組み合わせたものです。
ー引用:パンフレット「信濃國一之宮 諏訪大社 四社まいり」
翡翠と黒曜石などの天然石が使用された豪華なお守りです。
秋宮の幣拝殿
こちらは弊拝殿、左右にあるのは片拝殿といいます。珍しい作りで、2階建てで楼門形式の拝殿となっています。初代立川和四郎富棟による彫刻が特徴で、1781年に作られました。
秋宮の御柱
弊拝殿の両脇に一之御柱と二之御柱があります。諏訪大社に来たならば、必ず見ていきましょう。三と四之御柱は弊拝殿の向こう側です。
諏訪大社下社秋宮の境内社
- (右)稲荷社
- (中央)若宮社(お諏訪様の御子神を祀る)
- (左)皇大神宮社
- (右)八坂社
- (中央)賀茂上下社
- (左)子安社 (高志沼河比売命を祀る)
- 鹿島社
子安社に奉納されている底の抜けた柄杓
子安社は、お諏訪さまの御母神である高志沼河比売命を祀っているので、お産の守り神として親しまれています。子安社には、底の抜けた柄杓がすらりと奉納されています。底が抜けているので、水がつかえずさらっと軽く抜け出ますけれども、その様子をお産がラクに済むさまに例えているわけです。安産祈願の意味が込められています。
「諏訪湖畔七福神めぐり」秋宮恵比寿社
諏訪湖をぐるっと周る形で、諏訪には七福神めぐりがあります。諏訪湖畔七福神巡りの専用色紙は、下社秋宮の御朱印所で購入することができます。
天覧の白樺
拝殿前にある白松は、中国から入ってきた珍しい松です。明治時代中期に、初めて日本にやってきたものでして、現在国内に三十数本しかありません。この白松は、陛下の還暦のお祝いのときに、皇居にも植えられているくらい貴重な松です。
秋宮の宝物殿「売神祝印」
「寝入りの杉」の向かって左横に階段があり、そこを下るとあります。
宝物殿の拝観料と拝観券の種類
宝物殿は有料です。拝観券には2種類あります。
- 秋宮宝物殿のみ拝観券:500円
- 秋宮宝物殿と上社本宮宝物殿の共通拝観券:800円
▲ 共通拝観券
宝物殿は、諏訪大社四社のうち2か所(下社秋宮・上社本宮)あります。単独で拝観券を購入すると各500円なのですが、共通拝観券を購入すれば200円だけお得です。
売神祝印
(▲「週刊 神社紀行11 諏訪大社」P14掲載写真)
売神祝印は、下社の宝印で重要文化財です。合わせて、この印が押された文書もいろいろ見ることができます。 平安時代から使われていましたが、下社は過去2回火災で全焼しており、そのときに灰と一緒に一旦行方不明でした。その後、秋宮の千尋池から発見されたと言われています。
諏訪大社は全部で四社
今回ご紹介したのは「下社秋宮」ですが、諏訪大社は全部で四社もあります。四社を全て巡って各神社で御朱印を貰うと、記念品の落雁と栞がもらえます。
- 上社本宮(上諏訪:諏訪市中洲宮山1)
- 上社前宮(茅野:茅野市宮川2030)
- 下社春宮(下諏訪:諏訪郡下諏訪町5828)
- 下社秋宮(下諏訪:諏訪郡下諏訪町193)
地図上では四社とも近くにあるような感じがしますが、徒歩ですべてを回るのは難しいですね。上手くバスやタクシーを利用しましょう。巡る順番の指定・期間はありません。
諏訪大社下社秋宮の参拝情報
- 住所:長野県諏訪郡下諏訪町5828
- アクセス:下諏訪駅から徒歩15分
- 電話番号:0266-27-8035
諏訪大社下社秋宮のここだけ裏ワザアクセス
諏訪大社下社秋宮へのアクセスは通常「下諏訪駅から徒歩15分」です。下諏訪駅を出てまっすぐ進み、突き当り(レンタサイクル駐輪場)のところを右にずっと坂を上っていけば着きます。ただ、坂道はなかなかつらいです。
上諏訪駅から向かう場合は、電車に乗って下諏訪駅へ行ってそこからさらに徒歩で行っても良いですが、上諏訪駅から「すわのねシャトルバス(無料)」に乗って「すわのね」停で降りれば、下社秋宮の目の前へ行けます。しかも無料で疲れないです。
▲すわのねシャトルバス
すわのねシャトルバスとは、下諏訪駅前に本社がある「日本電産サンキョー」が去年から始めたもので、無料で誰でも(すわのねオルゴール記念館へ行かない人でも)乗ることができます。「すわのねオルゴール記念館へ行かない人でも乗って全然大丈夫」と運転手の方が仰ってたので、ありがたく利用させて頂きましょう。一日7~8本なので、時刻表は事前に確かめておきましょう。
都内周辺在住の方が諏訪に来る場合、新宿から特急あずさを利用することが多いです。あずさは「上諏訪駅」で全種類停車しますが、「下諏訪駅」は種類によって通過するものがあります。無理に最寄駅の下諏訪駅に行こうとすると、普通電車が1時間に2~3本しかないため、大変な場合がありますので、バスも上手く活用できるとスムーズでしょう。
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