天神の地名の由来である「水鏡天満宮」は、菅原道真公を祀る学問の神社です。天神様ということで、境内には「鷽」を象った像がいくつかあります。
天神駅から徒歩3分ほどの場所にあって、かなり人通りがにぎやかでざわついている地域でありながら、境内は静か。ビルの谷間にあって、神社のすぐ横道には横丁があります。 お昼休み中のサラリーマンがうろうろする中、参拝してきました。
水鏡天満宮の御朱印と御朱印帳
▲水鏡天満宮の御朱印と略記。
拝殿向かって左手の社務所で御朱印がいただけます。ここで注意点、水鏡天満宮の書き手様に関しまして、様々な小言がネット上にあります。
御朱印をもらう際には、マナーに特に注意した方がご自身のためになるかと思います。当たり前ではありますが、再度ご確認を。
- 必ず事前にきちんと参拝を済ませる
- 300円お釣りが無いように小銭を準備しておく(お札を出さない)
- 挟み紙やカバー等、全部外しておく
▲水鏡天満宮の社務所。
私の場合も、あいさつして声をかけ、御朱印をお願いしたい旨伝えると「お参りしました?」と開口一番ご質問いただきましたので、その辺は厳しいご様子。
もちろん済ませていましたので「はいしました」と即答したのですが、返答がなく(笑)とはいえ無言でありながらも、そのまま差し出した御朱印帳を受け取って、すぐに記帳してくれました。愛想は正直良くはないですが、接客業ではないですしね。
中には、その態度に気分を害する参拝客の方がいたり、御朱印帳にカバーを付けたまま渡しちゃった人が怒られてカバーを投げ返されたり、御朱印帳自体を放り投げて返された方がいたり、色んな話を見聞きしました。
事実かどうか確認した訳ではないので、鵜呑みにするべきではありませんが、噂が複数立っている以上、これから行かれる方はより注意しておくのが賢明でしょう。
水鏡天満宮の由来
境内はとても綺麗で掃除がマメにされているんだろうなぁとの印象を受けました。朱塗りの垣や社殿に目を引かれます。
「水鏡」の由来は、菅原道真公が水面に自分の姿を映したところにあります。
藤原時平に京都を追い出されることになってしまった菅原道真は、太宰府に左遷されることに。がっかりして川に映る自分の顔をぼーっと眺めているときに、ふと「私の魂はこの地に留まり人々の守り神になろう」と言いました。
この意図を汲んで作られたのが「水鏡神社」です。当時は今泉にありました。
福岡城の築城の際に、福岡城の守護をお願いするために、黒田長政が城の鬼門にあたる今の場所に移動させ、「水鏡天満宮」として現在に至ります。
最寄り駅が「天神駅」であることからも分かるように、この辺り一帯の地区は「天神」と呼ばれますが、それは水鏡天満宮が移築されてきたことが理由です。天神の由来になっているほど、由緒正しい神社なのでした。
辰野金吾が設計した赤煉瓦文化館は重要文化財
唐津の記事でたくさんご紹介している辰野金吾と、片岡安の設計で竣工された建物です。辰野金吾は東京駅丸の内駅舎や日本銀行の設計をした超有名建築家です。赤煉瓦と白い花こう岩のデザインは辰野式お馴染みですね。
1階は福岡市文学館として無料公開していて誰でも入ることが出来ます(月曜・年末年始は休館)このときは入れるとは知らずに通りすぎてしまった…
天神エリアはショッピングで賑わうゾーン
ついでに天神の街も歩いてみました。この日はちょうどイベントが開催されていて、通常よりももっと活気がありました。ステージでは出し物のダンスや歌があったり、道ではたこ焼を食べながらワイワイ歩いている人たちがいたり。
ずらっと並んだ屋台ではキャンペーンが行われていて、くじ引きや無料サンプル配付がされていました。私も配られていたカフェイン系ドリンクを貰いました。M2時代にはアホみたいに飲んでて、それ以来久しぶりに飲んだけど、こんなに甘かったなんて…
髭剃りのシェービングクリームとか、地酒とか、それなりに適度なサイズを1本ずつ配っていて、たくさんの人が群がっていた…。地酒は欲しかったんですが、人だかりに突っ込む気合いがなかったので、諦めるなど。
▲西鉄のゆるキャラは子供たちに大人気!白い方は、顔をひたすらつつかれていた。
天神地下街はショッピンエリアとして栄えています。街並みが綺麗に整えられていて、東京でいうと銀座とか、新宿(の綺麗な部分)とかのイメージ。地下街はクリスマス前の11月だったことから、イルミネーションが光っていました。
天神には居心地が良さそうなカフェが多々あったので、時間があればもっとゆっくりしたかったなぁ。
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