下諏訪「慈雲寺」御朱印と見どころ!苔の参道が美しいお寺

「慈雲寺」は、下諏訪にある臨済宗のお寺です。参道の木々や苔の緑が美しく、また高台にあるので付近からは諏訪湖が一望できます。

慈雲寺は1806年の火災でほぼ焼失してしまいましたが、山門のみ残存しています。再建されたお堂とともに、有形文化財に指定されています。

慈雲寺の御朱印

慈雲寺の御朱印(300円)

本堂の向かって右にある建物で、御朱印をいただけました。書置きです。

慈雲寺は、伊那・諏訪八十八ヶ所霊場十八番札所・諏訪郡霊場百番札所の西二十一番札所です。

本堂の向かって右手の建物

白華山 慈雲寺の見どころ

苔の参道

慈雲寺に参拝してまず目に入るのは、緑の美しい苔絨毯です。

参道を彩るように、苔が敷かれています。

日根野高吉供養塔

山門の前には、上諏訪の高島城を築いた日根野高吉の供養塔があります。日根野高吉は豊臣秀吉の武将で、築城の名手でした。高島城で床に臥せ、慈雲寺に葬られることになりました。

この供養塔は、高吉の子・吉明が父の五十回忌に建てたものです。諏訪にある五輪塔の中では最も大きいとされます。

山門(楼門)

山門(楼門)は、1776年に建築されました。下諏訪町の有形文化財に指定されています。正面の龍の彫刻が素敵なので、ぜひ見てみてください。

天桂松(てんけいまつ)

境内にある松の木は、「天桂松てんけいまつ」といって樹齢400年の立派なアカマツ(天然記念物)。武田信玄の時代に、天桂玄長禅師(当時の住職)が植えたものです。

本堂

慈雲寺の本堂

1806年の火災で焼失し、1808年に再建された本堂です。外観は質素ですが、お堂の内陣(お堂の中の神体を安置する場所)には、彫刻がつけられているそうです。

残念ながら通常は内部に入れないので、確認することはできませんが、江戸時代後期の臨済宗の特色を取り入れた建築物になっています。

帰錫庭(きしゃくてい)

本堂の向かって左手には「帰錫庭きしゃくてい」という枯山水庭園があります。

枯山水
水を使わずに、石や白砂で山水を表現した日本庭園のことです。座禅して精神統一をすると、水がないところにも水が見えるようになるという「禅」の精神を表しています。

開山堂(位牌堂)

下諏訪駅からのアクセスはレンタサイクルがおすすめ

慈雲寺には駐車場があるので車の方は良いのですが、徒歩で行くのは結構大変です。長い坂道を上るか、階段をたくさん上がるかの2択で、駅からは30分くらい見込んだ方が良いです。

借りた自転車

少しでも楽に行くには、下諏訪駅を出てまっすぐ進むと突き当りにある友之町駐車場で借りられるレンタサイクルがおすすめです。電動なので、坂道でもある程度楽に上ることができます。

友之町駐車場レンタサイクル
  • 1時間100円(返却時間を超過した場合+500円)
  • 返却時間
    • 夏季(3月~10月)9:00~16:00(返却時間17:00まで)
    • 冬季(11月~2月)9:00~15:30(返却時間16:30まで)
  • 公式サイト

慈雲寺へ向かう途中の下諏訪の町景色

晴れた日には最高のサイクリングが楽しめます。

慈雲寺の基本情報

  • 〒393-0005 長野県諏訪郡下諏訪町東町中606
  • アクセス
    • 中央本線下諏訪駅からチャリで10分
    • 下諏訪駅から徒歩なら30分以上
    • 長野自動車道岡谷ICから車で約15分
  • 拝観無料
  • 慈雲寺専用駐車場あり(無料)

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