金沢旅では『ポンギー(Pongyi)』という金沢のゲストハウスに宿泊していました。日本の旅人だけでなく、外国人にも人気のポンギー。実際に宿泊し、ポンギーのイベントにも参加してみたので、感想をまとめておきます。
また、設備やドミトリーについても画像と共に記載しているので、泊まろうか迷っている方はこの記事を最後まで読んで、参考にしてください。
目次
金沢のゲストハウス「ポンギー(Pongyi) 」
ポンギー(Pongyi)は、金沢初のゲストハウスです。2009年の6月にオープンし、以来多くの旅人に愛されてきました。鞍月用水沿いの町家で、金沢情緒を感じる外観です。
「Pongyi」というのは、ミャンマー語でお坊さんという意味を持つ単語です。ポンギーのオーナーさんは、ミャンマーで僧侶の経験をしたことがあります。これが人生の大きな転機となったそうで、ゲストハウスの名前を「Pongyi」にしたのです。
代表が「師」と仰ぐミャンマーの高僧ガユーナ・セアロ氏の「全ての人々が生きる喜びに満たされますように」という言葉を念頭に、我々スタッフは「私は私として、他に対して何ができるか」ということを常に心がけています。
支払った宿泊代の内、100円をアジアの子供たちに、もう100円を別の支援に寄付しているところからも、オーナーの気概を感じます。ゲストハウス運営に血が通っていますよね。支援をするために収益を出し、あえてNPOにしないという経営理念をとっています。
こういう点に惹かれて、どんなゲストハウスなのか見てみたいと思ったので、今回はポンギーに宿泊したのでした。
▲入り口からして素敵な内装が施されている。入って最初に目につくところに、日本っぽさ、金沢っぽさを感じられる手ぬぐいを飾っているところからも、客をもてなそうという心遣いを感じる。
▲共用スペース。チェックインをしたら、まずはこちらで宿泊のお約束や決まり事の説明を受ける。そのまま宿泊代金も先に支払う。現金のみ、クレジットカードは不可。
チェックアウトは翌日10時までです。
ドミトリー(男女相部屋)元呉服屋の着物の蔵
ポンギーは築100年以上の元呉服屋を改装して造られた古民家ゲストハウスです。雰囲気がありますね。このドミトリーは当時、着物の蔵だった箇所にあたります。
写真の通り、各ドミトリー内にコンセントがついています。読書灯もあります。布団の寝心地はとても良かったです。低反発のマットレスを使用していて、旅の疲れをちゃんと取ってくれます。
反対方向を撮影しました。布団以外にもスペースがあり、ここにトランクなどの荷物を置いておくことができます。就寝中はやはり心配ですから、荷物を近くに置いておけるのは安心ですよね。
▲全体的にシーツが美しくない状態ですみません。
女性専用ドミトリー(2階)と男女相部屋ドミトリー(1階)の2種類があります(あと個室もあります)今回私が宿泊したのは男女相部屋ドミトリーでしたが、女性用ドミトリーも作りは一緒です。
各ドミトリーにはカーテンがついているので、プライベートな空間づくりはできています。ただし、カーテン1枚なので音は普通に漏れます。どこのゲストハウスのドミトリーでも一緒の話ではありますが、神経質な人には向いていません。
貸与してもらえるのはシーツ類のみで、タオルやアメニティ等はありません。自分で持参したものを使いましょう。ただし、シャンプーやボディーソープなどはシャワールームに備え付けがあります。タオルを持ってきていなければ、レンタルタオルを利用しましょう(大100円、小50円)
無料Wi-Fi
ポンギーには全館に無料Wi-Fiが飛んでいます。各階でそれぞれ回線があるので、混み合うこともなく、階を隔てるせいでつながりにくいなどの障害もありません。共用スペースでもドミトリー内でも、問題なくサクサク使えました。Wi-Fiパスワードは、ドミトリー内に掛かっている利用案内の中に書いてあります。
ポンギーの施設設備と共用スペース
▲共用スペースその2。飲食したり、パソコンや読書をしたり、談笑したり、誰でも自由に使うことが出来る。
▲共用スペースにはフリードリンクの設備もある。ホットコーヒー、紅茶などは好きなものを自分で淹れよう。冷蔵庫の中には冷たい麦茶もある。
▲自由に使える電子レンジと冷蔵庫。
▲貴重品ロッカーもある。財布やスマホなどは自己管理。ロッカーはそんなに大きくないので、パソコンは余裕で入らなかった。
▲洗面所と洗濯機。洗濯機はうるさいので使用できる時間が決まっている(9:00~21:00/1回100円)洗剤は自分のものを持っていなければ、50円で1回分の洗剤をくれる。
乾燥機はないので、ロープやハンガーを使ってどうにか干すか、近くのコインランドリー(徒歩10分)を利用しよう。
▲1階のシャワールーム。誰も手ぶれを補正してくれない。シャンプーやボディーソープなどの洗剤類は付属しているが、湯舟は無い。どうしても大浴場に入りたい人は、金沢駅西口APAホテルの大浴場が日帰り入浴をやっている(割引券利用で600円)ので、そちらへ行こう。その場合は、カウンターで割引券をもらってから出発するのがお得。
洗面所のところには、ドライヤーもある。ドライヤーはうるさいので、23時までに済ませる必要がある。ただし、シャワー自体は24時間利用可能。
2階の女性専用ドミトリーにも、同じように洗面所・シャワールーム・お手洗い等の設備がある。2階のシャワールームは23時までしか利用できないので注意。
▲キッチンと流し。自炊したい人はしても良い。
生活に必要な設備は全て整っています。時間規定があるものもありますが、いずれも常識の範囲内で利用すれば問題ありません。快適に過ごさせていただきました。
折り鶴をみんなで折るイベント
ポンギーでは宿泊者同士が絡めるイベントを開催しています。アットホーム系のゲストハウスですね。参加は自由で、一人でゆっくりしたい気分の人はスルーすれば大丈夫です。折り鶴を折って平和を願う、という外国人を意識した企画です。
居間には色んな国の人たちが集まっていたため、自然と会話も進行も全部英語で展開されていって、「( ˘ω˘ )スヤァ」って感じだったのですが、これもゲストハウスあるあるですね。雰囲気で適当にごまかしました。
ココジャパン、イングリッシュ、ムリ。
オーナーさんやスタッフさんはかなり親しみを持って、丁寧にもてなしてくれます。接客で不快感を感じることは1秒もありませんでした。本当に良くしてくれて、旅を彩る大切な思い出ができました。また泊まりたいです。
ポンギーは、金沢でゲストハウスを探している人に自信を持っておすすめできる場所です。詳しい料金の詳細や予約カレンダーの状況は、下記リンクから各自でご確認をお願いします。
『ポンギー(Pongyi)』営業情報
- 宿泊料金:相部屋ドミトリー3000円/女性専用ドミトリー3500円/個室もあり
- アクセス:金沢駅から徒歩10分弱
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