「村之湯温泉」は、明治14年創業の指宿を代表する共同浴場です。
外観・内観共に昭和レトロが溢れる風情が魅力的で、地元の人からはもちろん、遠方から観光客が来るほど人気がある温泉です。
昭和レトロな木造建築
年季を感じる木造建築ですが、内部は清潔感があり、管理する人からも入浴する人からも大切に扱われてきたのでしょう。
日没後の入浴がもっとも侘び寂びを感じられると言われていますが、今回は朝日の光を浴びながら、朝風呂をすることにしました。
入浴料を箱の中に入れ、ガラリと扉を開けます。
広がるレトロ空間!浴場には朝日が差し込み、気持ちが良いです。脱衣スペースと入浴スペースは一体となっていて、鍵はありませんが安心感があります。
やわらかな食塩泉
気になるのが黒く見える湯舟です。食塩泉(ナトリウムー塩化物泉)で、硫黄成分が少しだけ含まれています。お湯の肌触りもよく、柔らかなお湯が肌を包んでくれます。
源泉の温度は40度前後で比較的ぬるめです。冬の時期など、もう少し温まりたいときは、浴槽にある木栓を引き抜きましょう。他の熱い源泉が流れてきて、温度を上げることが出来ます。加温ではなく、他の源泉を持ってくるのはおもしろい方法ですね。
足元湧出!浴槽の下に源泉がある
大きな特徴として挙げられるのが、足元から源泉が湧いている点です。女性2つ・男性2つの浴槽は、地下ですべて繋がっています。男性の奥側の浴槽の下あたりが湧き出ている箇所だそうです。
源泉が真下にあるのが原因でしょうか、浴槽の床があたたかく感じました。天然の床暖房ですね。
村之湯の基本情報
- 鹿児島県指宿市大牟礼3-16-2
- 0993-23-3713
- 指宿駅から徒歩15分
- 8:00~22:00
- 大人300円、子ども100円、幼児50円
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