川越駅から少し遠いですが、ぜひとも観光しておきたいのが「川越城跡」です。江戸時代に川越城主になった松平信綱が増築し、本丸・二の丸・三の丸・廓・櫓などなど巨大な規模の城郭が誕生。その後、明治維新のさ中に解体されてしまったものの、地元の方々の協力を経て復元された埼玉県指定文化財です。
戦後は一時期、現在の川越市立初雁中学校の運動場として使われていたこともあり、川越民にとって身近な建築物です。
現存する玄関部分と家老詰所
移築復元されるなどして当時のものが現存しているのは、玄関部分と家老詰所と大広間です。いずれも埼玉県指定文化財。城内にはあまり派手な装飾などはなく、落ち着いた出で立ちでまとまっています。さくっと回れば本丸御殿は20分程度で見学できます。
当時の城内の様子が描かれた図面が展示されています。光西寺に残されていたもので、これを見ると家老詰所の場所が本丸の奥の方に囲われていたことがわかります。家老の常駐先です。
貴重な展示物のみならず、縁側から見える美しい中庭も見どころ。丁寧に手入れがされており、眺めるだけで楽しめます。また、時代を感じる廊下もゆっくり歩いてみましょう。
川越の町に散りばめられた川越城の遺構を辿る
当時の川越城の姿はもっと大きなものでした。そのままの形では残っていませんが、川越の各所に跡地が残っています。徒歩で1kmちょっとの範囲なので、川越城の遺構めぐりをして楽しむこともできます。
[box class=”box26″ title=”川越城遺構めぐり”]
西大手門跡→太田道灌像→中ノ門堀跡→市立博物館→本丸御殿→三芳野神社→富士見櫓跡
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川越城跡の営業情報
- 住所:埼玉県川越郭町2-13-1
- 開館時間:9:00~17:00
- 休館日:月曜日、12月29日~1月3日
- 拝観料:一般100円、学生50円
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