名古屋といえば『熱田神宮』ですね!ここは名古屋観光では外せないスポットです。参拝者数は、年間700万人もいます。名古屋市南部にある、ここ熱田神宮は「あつたさん」として、地元の人にも観光客にも親しまれてきました。
境内はとても広くて、トランクをガラガラしていると非常にしんどいですから、大きい荷物をお持ちの方は、駅前のコインロッカーに入れてくると良いかもしれませんね。
熱田神宮では御朱印が3種類頂けまして、その授与場所も解説していきます。
目次
熱田神宮の参道は緑に囲まれており、都会の喧騒を忘れて現実逃避も出来たりする
熱田神宮は緑にしっかりとおおわれていまして、とても自然豊かな神社です。明治神宮と同じ感じですね。都会のビル街、喧騒、そんなようなものにいつもうんざりしている人は、この参道を散歩するだけでも癒されると思いますよ。
▲緑豊かな参道と鳥居
たくさんの広葉樹が植えられています。境内はとても静か。
▲散歩するだけで気持ちの良い気分になる
境内は昔、不老長寿の仙人が住む理想郷の信仰から蓬莱島と称され、今日では市街地にありながら静寂で、市民の心のオアシスとして親しまれています。
神苑の面積は約19万㎡、クス、ケヤキ、カシ、シイ、ムク、イチョウ、クロガネモチ等広葉樹が多く、特にクスは樹齢千年前後と推定される巨木が数本あります。
宝物館『文化殿』には6000点もの展示がある!尾張藩の奉納品など国宝・重要文化財がてんこもり!
熱田神宮の東門の近くには、宝物館『文化殿』があります。ここには国宝等の宝物が約6000点も収蔵されているんです。拝殿で参拝し終わったら入ろうと思っていたのですが忘れてしまって、そのまま秋葉山圓通寺へ向かってしまいました…ショック。
宝物館に行き忘れたことを思い出したのは、その日の夜、ゲストハウスのドミトリーで寝っ転がってるときです。ポンコツ極まる。
宝物館には皇室をはじめ、代々の幕府、戦国の武将、尾張藩公の奉納品並びに小野道風をはじめとする著名人の手によるもの、さらには各時代の篤志家の真心こもる献納品を収蔵しています。
国宝・重要文化財28件を始め、古代から現代までの1900年にわたる信仰を物語る宝物は6000余点にのぼります。
愛知県の地酒が奉納されていますね。ああ、1杯も日本酒が飲めなかったのが非常に残念…。それにしても、結構ありますね。愛知の酒造巡りって全然見かけないなと思っていたのですが、どうやら西部(ここは南部)の方面に色々あったみたいです。
▲愛知県の地酒がずらり
弘法大師が手植えしたという噂の大楠
弘法大師は色んな神社の逸話に登場しがちですけれども、こちらの熱田神宮では「大楠」の木を植えたそうです。
▲立派な大楠
▲にわとりが境内を散歩していた(←追記:チャボだそうです。ご指摘ありがとうございました。)
熱田神宮の由緒、天照大神を祀っている
熱田神宮は、天照大神を祀っている神社です。天照大神というのは、皇室の祖神として崇められている神様でもあるそうです。
熱田神宮の創祀は草薙神剣の奉斎に由来します。景行天皇の御代43年、日本武尊は御東征の後、お妃の宮簀媛命のお手許に神剣を留め置かれたまま亡くなられます。宮簀媛命は日本武尊の御遺徳を偲び、後に神剣をこの熱田の地に祀られたのが、熱田神宮の始まりです。
この日は混んではいませんでしたが、それでもひっきりなしに参拝客が拝殿へ上がっていました。正月の初詣の時期はきっと混むんだろうなぁ、と思いつつ社務所へ向かいます。
熱田神宮の御朱印(御神印)を社務所で頂こう!値段・初穂料は?
熱田神宮では”御朱印”ではなく『御神印』と呼んでいます。拝殿のすぐ隣に社務所・授与所があり、そこで御神印を受けることが出来ます。ここでは『熱田神宮』1種類の御神印を頂くことができ、残りの2種類は別のところ(後述)に受けに行きましょう。
▲神印料は「お気持ち」
熱田神宮の御朱印(御神印)の値段は「お気持ち」
御朱印代は通常300円が多いですが、熱田神宮では「お気持ち」システムが採用されています。書き手さんの前に神印料を納める箱がありますので、そちらに納めましょう。”お気持ち”ということですけれども、基本的には300円納めれば問題はありません。
▲熱田神宮の御神印
熱田神宮の御朱印帳(御神印帳)は千円以上の「お気持ち」
熱田神宮には、専用のオリジナル御朱印帳(御神印帳)があります。こちらも先ほどと同じ「お気持ち」ですが、”千円以上”という決まりはありますのでご注意ください。
深い緑が落ち着いていて、素敵な御朱印帳です。サイズは少し小ぶりですかね?表紙には金の紋があしらわれています。
熱田神宮の境内社色々
熱田神宮の境内には、本宮の他、1別宮、12摂社、31末社が祀られています。多いな!ということで、そのうちの一部だけご紹介します。
土用殿
神剣を奉安した御殿で明治二十六年の御社殿御改造まで、御正殿の東に相並んでいた。昭和四十六年、古式のままに元のこの地に復元した。
清水社
祭神は、罔象女神です。水の神様で、「お清水さま」とも呼ばれますね。目にご利益があります。
平家の武将であった平景清が目を患った折、この神様に祈り、湧き水で清めたところ、霊験あらたかであったことから眼病平癒の信仰が篤い。
『お清水』石に向かって三回水をかけて御祈願しよう
▲湧き水に浮かぶ石に向かって水をかけようとするが結構難しい
湧き水の中にある苔むした石は、1529年頃にも描かれている楊貴妃の石塔の一部との説もある。三度水をかけて祈願すると願い事がかなうとか。この水で肌を洗えば綺麗になるといわれている
楠御前社
安産や縁結び並びに病気平癒の神様として、俗に「子安神」、「お楠さま」と称されている。江戸時代中期の熱田社問答雑録に「社の神也、古楠樹を主とす」とあり、社殿がなく瑞垣の内に楠の神木が祀られている。
熱田神宮の別宮と御朱印の紹介!『別宮八剣宮』『上知我麻神社』
熱田神宮の正門(南門)入ってすぐ左手に、別宮への入り口の鳥居があります。御朱印を2種類頂けますので、ぜひこちらも参拝しましょう。
別宮八剣宮(べつぐうはっけんぐう)
708年に鎮座され、御祭神は本宮とご同前。信長、秀吉、家康などの武家が崇敬したお社です。
上知我麻神社(かみちかまじんじゃ)
「知恵の文殊さま」とも呼ばれ、命名・学業成就の信仰が伝わるお社です。
もとは、ここから200mほど南に鎮座していたが、昭和二十四年、この地に遷座した。俗に「源太夫社」と称されていた。
熱田神宮の別宮八剣宮と上知我麻神社の御朱印(御神印)値段はお気持ち
別宮八剣宮の御朱印と上知我麻神社の御朱印も「お気持ち」を収めます。お気持ちの場合、小銭がないとおつりを貰いづらいので、あらかじめ100円玉は多めに用意しておいた方が良い人もいるかもしれません。
外国人には「お気持ち」は伝わらないのかも?
私の前に中国か台湾か、の外国人観光客がいました。ご朱印を頂こうとしていて、自分の御朱印帳も持参していましたね。なんか、そこまで広がっているのかとちょっとビビりました。
で、御朱印をお願いして、1万円札を出していました。「お気持ち」を説明するも、理解されずに巫女さんは困っていて、結局諦めて「600円です(二社分)」って言ってましたね。
支払いが”お気持ち”というのは、なかなか伝わりにくい文化なのかもしれません。お気持ちって書いてあっても、300円払えばとりあえず大丈夫、とかそういう空気の読む感じっていうのは、外国の方にとっては理解が難しいのかもしれません。だったら300円って書いてよ、ってなってしまう模様。たしかに。
大国主社
正月五日の「初えびす」は、新春吉兆の福運を授かろうとする参拝者で終日にぎわう。
熱田神宮の中できしめんを食べよう!『宮きしめん』
正門からの参道の途中には「宮きしめん」が食べられるお店があります。個人的に、この前日に名古屋城内のきしめん屋さんできしめんを食べていたので(参照)結局やめましたが(飽きた)。
たくさんの参拝客が休憩&腹ごしらえをしていました。宮きしめんには持ち帰り用もあります。そして、ここだけではなくて名古屋駅内等の、他のお土産屋さんでも定番商品として置かれています。
名古屋駅のお土産屋さんで買った定番商品『宮きしめん』
お土産として購入しました。味噌煮込みうどんです。野菜だけあれば、簡単に作れるやつです。家に帰ってから、おいしくいただきました。
以上、熱田神宮でした。熱田神宮へ参拝したら、秋葉山圓通寺がお隣にあって近いので、合わせて行ってみるといいと思います。あとは、大須観音もアリかな!それでは!
熱田神宮の関係者です。
境内にいる鳥は「ニワトリ」ではなく「チャボ」でございます🙏🏻
>>千景様
コメントありがとうございます。チャボも、ニワトリの中の一種かと勘違いしておりました。お恥ずかしい…。ご指摘ありがとうございました!