花笠通りにある「紅の蔵」は観光拠点で、観光案内所の他にカフェやそば屋、お土産屋さんが集まっています。山形県の地産地消をテーマに、山形県をもっと盛り上げるために活動しています。
今回は、紅の蔵にある「Cafe990」(990と書いてクックレイと読むそうです)で山形産りんごのアップルパイを食べてきたのでご紹介します。
「紅の蔵」紅花商人であった長谷川家の蔵
観光拠点として建てられただけあって、観光客が喜びそうな外観でデザインして作られたのかと思っていましたが、こちらはかつて山形の紅花商人だった長谷川家の蔵を利用しているそうです。
キク科の花で、黄色から紅色の花びらのお花です。紅色の染料が採れ、衣服や化粧品に使われてきました。江戸時代、山形県は紅花の名産地として有名でした。最上川がもたらす土壌や山形の気候が、良質な紅花を育てるにあたり、ぴったりハマっていたからです。
山寺と深いつながりがあります。山形県にある山寺は、近江の比叡山の別院と位置付けられていたので、比叡山とゆかりのある近江商人たちの興味を惹いた場所でした。近江商人たちは商売上手で有名だったので、最上義光(山形の領主)は彼らを山形に誘致することで、経済を活性化させようと動き、紅花交易を通じて莫大な富をもたらしました。
山形花笠まつりの人形(山形駅にて)
有名な山形のお祭り「山形花笠まつり」の花笠についている赤い花は、紅花の染料で染めた紙のお花です。地元の名産品を使った、祭り衣装だったのですね。
紅の蔵「Cafe&Dining990」ランチセット
990外観
店内は内装も素敵でクラシック風です。夜はダイニングバーとしても利用されています(※追記 呉服店を改装して利用しているそうです、クラシック風と書きましたが本当のクラシックでした。コメントにて教えていただきました!ありがとうございます!)
店員さんは愛想が良くて、とても素敵です。
アップルパイ、テイクアウトもできる
外の生地はカリっと中はふんわり甘く、とてもおいしかったです。酸味が適度に感じられます。
パスタセットでナポリタンを注文
セットについているサラダとスープ
サラダには山形県産のぶどうがトッピングされていました。
山形ぶどうジュース
おしゃれな器に注がれた、山形県産ぶどうジュースです。器は、山形の有名な焼き物「平清水焼(七右エ門窯)」でしょうか。とても素敵です。
紅の蔵Cafe&Dining990の基本情報
- 山形まるごと館紅の蔵 Cafe&Dining「990」
- 023-679-5103
- 水曜日定休、1/1~3は休み
- 営業時間
- ランチ&カフェ 11:00~15:30(LO14:30)
- ディナー 17:30~21:00(LO20:30)
ナポリタンのソーセージの形にもトキメキましたが、アップルパイたまりませんな\(^o^)/
>>けだまさん
大きすぎずちょうど良かったです。たまりません\(^o^)/
紅の蔵は観光拠点として建てられたのではなくもともと江戸時代に紅花商人として栄えたマルタニ長谷川家という方のお屋敷をそのまま使ってるんですよ。
主さんの入った990は呉服店だった店蔵をレストランとして活用していて、クラッシック風ではなくて本物のクラッシックなんです!