「熱海城」は、錦ヶ浦の上に立つ観光名城です。錦ヶ浦は自〇の名所とも言われることもあるいわくつきの場所でもあります。熱海城へはバスかロープウェイで向かいましょう。
観光”迷”城ともいわれるこの熱海城ですが、その理由は歴史が特にないこと。なんだそりゃという話ではございますが、熱海城は昭和34年に観光用に作られた建物。築城と言ってよいのかよく分かりませんが、内部は熱海資料館といった類のもので、地下にはゲームセンターや卓球台があります。圧倒的チープさを誇る熱海城ですが、むしろここはそのチープさを楽しむ場所なのです。歴史がないくせに城郭ぶるな等と文句を言ってしまっては興も醒めてしまうのです。
熱海城の歴史
近づくほどに、胡散臭さが漂ってくる熱海城…。「お城」だと思って行くと騙されますが、お城の見た目をした遊興施設だと思えば、これはなかなかの出来栄えなのであります。
屋上から見える熱海湾の景色はバカにできません。夏季の熱海海上花火大会当日は、熱海城の上から花火を見学することもできます。これは立派な観光スポット。
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どうして熱海城が胡散臭いのかといえば、昭和34年に作られたことを紹介するときに、「同時期に名古屋城・大阪城・小田原城が復興されています」とすごいお城たちを引き合いに出してそれっぽく見せようとしている部分にオトナの思惑が見え隠れしているからでしょう。見せ方、ってやつです。
しかし、熱海に関しては一度確実にしんでいる観光地であり、それが現在の状況まで復活したともなれば、観光地としての在り方や姿勢に学ぶところは多々あるのです。
熱海城は大人1000円。天守閣風展望台は6階にあります。途中1~3階と5階では城や熱海に関する展示物があります。お隣に熱海トリックアート迷宮館なる施設もありますので、インスタ映えを気にする男子女子のみなさんは、そちらにも立ち寄るといいねがたくさんもらえるかもしれません。
天守閣風の展望台へ登ってみましょう。すぐそばが熱海湾なので、割と幻想的な風景を楽しむことができるのです。この日は天気が良かったこともあり、景色は最高です。立地上、見る角度によっては海の上にあるお城の中にいる…ような気分になれる素敵スポット。さあ、みなさんカメラの準備を。
▲天守閣展望台から見える熱海湾。
▲熱海湾沿いサンビーチと立ち並ぶ色褪せたリゾート群。
営業時間は9時から17時(入場16時半)ですので、熱海花火大会当日以外は夜景を楽しむことはできませんのでご注意ください。
熱海城クイズ2018の答えが知りたい?4階
熱海城4階では「判じ絵」というなぞなぞが開催されています。アホらしいものから、なかなか上手いと感心する問題まで多岐にわたって展示されています。大人のみなさん、意外と苦戦するのでぜひムキになってチャレンジしましょう!
展示の中に6問、答えがない問題があります。回答用紙と鉛筆が配られているので、それに自分で考えた解答を書き込み、全問正解していれば記念品がもらえます(1階受付にて)
やはりこういうクイスの催しは、答えを自力で導いてこそ…。「今すぐ答えだけ欲しい」そんなマインドでは、詐欺に騙されますのでお気を付けください。さて、答えが完成したら1階の受付で記念品がもらえます。
▲熱海城のスマホクリーナー
クリーナーと缶バッチとあぶらとり紙が用意されており、好きなものを選べます。私はブログ映えを気にしてクリーナーにしました(完)
一通り熱海の景色を堪能し、クイズも何となくやってみて記念品を貰ったら、地下のゲームコーナーで普通に遊びましょう。熱海でゲーセンかよ、と思ったそこのあなた、なんと熱海城のゲームコーナーは、全部無料で遊び放題なのです。通常、ゲーセンに来ると100円玉が気づいたらいっぱい消えていることが多いわけですが、熱海城では財布を気にせず遊べるドン!
卓球やホッケー等体を動かす系のものもあり、意外と盛り上がって楽しいのでおすすめです。まさに、ゲーセンで無限に遊びたいという子どもの頃の夢が叶う、「天下のワンダーランド(熱海城パンフレットより引用)」です( )
アタミロープウェイを使わない場合は、バスを利用するのがおすすめです。路線バスもありますが、 「湯~遊~バス」という検索のしやすさを一切無視したネーミングの観光用バス(1回250円)なら、1日700円で乗り放題です。熱海をあれこれ周る予定がある方はフリーきっぷの利用をおすすめします。熱海駅でバス乗車前に運転手さんから買いました(0番乗り場)。熱海城の目の前で降ろしてくれます。
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