学校教育の発祥の地といわれる『湯島聖堂』をご紹介します。「御茶ノ水」駅から徒歩5分くらいでアクセスも抜群です。湯島聖堂と神田明神は、道路を隔ててすぐそばにありますので同時に参拝することもできます。
湯島聖堂は神社ではなくて史跡なのですが、御朱印を頂けます。料金・時間、御朱印の頂ける場所をご紹介します。
目次
『湯島聖堂』のアクセス!御茶ノ水駅から徒歩すぐ!
最寄り駅は「御茶ノ水」駅です。丸の内線で聖橋方面の出口(東京医科歯科大学がある方)を出て、秋葉原方面へまっすぐです。徒歩3分くらいです。
▲聖橋をくぐります
『湯島聖堂』の由来や縁起!「昌平坂学問所」について
こちらは湯島聖堂の入り口『仰高門』です。立派な門構えです。孔子廟として作られたのが湯島聖堂の始まりで、学問に関連することから、合格祈願・学業成就のご利益のあるスポットだとされているのです。
湯島聖堂の始まり
徳川五代将軍綱吉は儒学の振興を図るため、元禄3年(1690)湯島の地に聖堂を創建して上野忍岡の林家私邸にあった廟殿と林家の家塾をここに移しました。これが現在の湯島聖堂の始まりです。
その後、およそ100年を経た寛政9年(1797)幕府直轄学校として、世に名高い「昌平坂学問所(通称『昌平校』)」を開設しました。
1923年の関東大震災で入徳門と水屋以外は全焼し、焼失しました。現在あるのは、1935年に再建されたものです。元々木造だったのですが、耐火性を考慮して鉄筋コンクリート造りとなりました。
湯島聖堂の御朱印をもらおう!授与場所は『斯分(しぶん)会館』
「仰高門」に向かってすぐ右側にあるこちらの建物は『斯文会館』といいます。御朱印はこの中の受付で頂けます。受付は入ってすぐ右の窓口です。
「斯文(しぶん)」は、『論語』子罕(しかん)篇の中の孔子のことば「斯の文(このぶん)」(周の文王の時より伝えられた文化の意)から取ったものですが、この文章には周の文化の継承者として、また、儒学を大成した思想家・教育者としての孔子の烈々たる気概が述べられています。
『湯島聖堂』御朱印の値段は300円
湯島聖堂の御朱印の初穂料は300円です。「孔子廟」の文字が入っていますね。
湯島聖堂のお守りと絵馬
お守りや絵馬も斯文会館で買うことが出来ます。奥の「大成殿(入場有料)」の中にも同じものが売ってます。
- 学問成就お守り(大):800円
- 学問成就お守り(小):600円
- 健康お守り:700円
花が咲くまで30年かかる『楷樹』
仰高門をくぐって目の前にあるのが、こちらの大木です。花が咲くまで、30年かかるそうです。
孔子銅像
『楷樹』のすぐそばには『孔子銅像』があります。湯島聖堂といえばこれですね。紅葉の時期だったので、イチョウの黄色が綺麗でした。高さが4.57mもあり、世界最大の孔子像の銅像です。
昭和50年(1975)中華民国台北市ライオンズクラブからの寄贈。4.57メートル、重量1.5トン。孔子像の銅像としては世界最大。
木造のまま現存する『入徳門』
『入徳門』は関東大震災で罹災しなかったので、木造のまま残っています。
水屋
▲イチョウの落ち葉が素敵です
湯島聖堂の見どころ!『杏壇門』
杏壇(きょうだん)というのは「孔子が弟子に教授する場所」という意味です。厳かですね。とても迫力があります。
杏壇門の上
「杏壇門」の両脇には、合格祈願の絵馬がどっさりかかっていました。
『大成殿』の広場では太極拳教室が開かれていた
『大成殿』に太極拳はとても似合ってます。孔子に関連する施設ですからなおさらですね。こちらの大成殿は、入館料200円で中へ入ることが出来ます(土日祝のみ)
大成殿の入館料
有料(200円)
大成殿の内部、孔子に関する資料や像がたくさん
入口を入ってすぐ右手では、絵馬・お守り・書物等が販売されています。
▲お守りの頒布場所
▲掛け軸や絵の展示もある
▲役目を果たしたお守りや絵馬が奉納されている
湯島聖堂の営業情報
- 営業時間:午前9時半~午後5時まで(冬季は4時) 、土,日曜,祝日には大成殿公開(午前10時~閉門時間まで)
- 入館料:史跡無料、大成殿のみ200円
- アクセス:JR御茶ノ水駅 徒歩2分、東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅 徒歩2分、東京メトロ丸の内線御茶ノ水駅 徒歩1分
- 駐車場:なし
湯島聖堂の近くの神社仏閣
一緒にぜひ「神田明神」も参拝してみましょう。その他、御茶ノ水周辺で御朱印巡りをする場合は、こちらの記事をご覧ください。
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