旅行先の駅や神社仏閣・お城、博物館などの観光スポットには、記念スタンプが置いてあることがしばしばあります。
その場所でしか押せない記念スタンプを集めることも旅行の思い出のひとつ、醍醐味だと私は思っています。
といっても色も形も大きさも様々なこれらのスタンプ。適当なパンフレットに押してそのままなくしたり、ばらばらになったり、どうにか上手いこと一元化したくはありませんか?
今回は自分に合った記念スタンプ帳の選び方をご紹介し、実際に私が使っているシロクマノートやよりみちノート等々、複数のスタンプノートをお見せします。
ご自分に合ったものを見つけてください。
目次
記念スタンプを集めるノートはどうしていますか?記念スタンプ帳の選び方
私は旅先の記念スタンプをまとめるノートとして、「シロクマノート」を使い続けています。詳しい使い方は後述します。
どのように収集していくかは、別に正解はなく、好みで分かれるところです。
ノートに直接押して集めてたり、紙に押したものを貼り付けていったり、好みが色々とあるかと思います。いくつかスタンプの収集方法を提案させていただきます。
紙に押したものを貼り付けていく場合
メリット
旅先では白い紙1枚持ち歩けばよいので軽い。忘れてもコンビニのコピー機で10円入れれば紙はすぐ手に入るので、集めそびれることがない。
一番良い押印状態のスタンプを収集できる。押すのに失敗しても何度もやり直せる。インクの裏移りを気にしなくてよい。
過去のコレクションを家に置いておくことが出来て、安心。
デメリット
ノートに糊で貼っていくと、分厚くなり重くなっていく。
切って貼るのがめんどくさい人には向かない。後からページ順の並び替えをすることができない。
旅行中に紙を1枚持っておけば良い、紙を忘れたらコンビニ行けば良いし、押すのに失敗しても良いし、という気楽さから、編集長は主にこちらのやり方をメインに集めています。
問題点は、このように分厚くなっていくことです。たしかにスマートではありませんが、これを持ち歩くわけではありませんし、むしろ分厚く膨れたノートって使い込んでる感がして何だか良いです。
個人差ありますが、私は思い出が詰まってる感がして、気に入っております。ただし、旅行に行く度に帰ってきたら切り貼りする作業が発生するので、それはめんどくさいです。
切り貼りで集める場合は、ページが真っ白でそれなりにページ数があるノートがおすすめです。また、たくさん貼り付けていくことになるので、ページは薄手で分厚くないものがよいでしょう。
私はシロクマノートを推しています。
ちなみに、押印する紙も真っ白が良いと思います。
真っ白同士にしておかないと、このように貼ったときに微妙な感じになります。
上記は、なぜかほんのりクリーム掛かった色の紙に押してきてしまって、貼ってみたら変な感じになって後悔しているページです。
ノートに直接押して集めていく場合
メリット
なんといっても好み、雰囲気。そもそも記念スタンプ好きな人は、直接スタンプが1枚の紙にたくさん押されている感じが好きなことも多いでしょう。
ノートに直接押印するだけなので、スタンプ帳はすっきりするし、重くならない。
デメリット
押す際にミスることがある。失敗したらそのページを破り捨てるか、さらに隣に押して汚い感じになるか…。
旅先に持参するのを忘れると押せない。逆に、旅先でスタンプ帳を丸ごと失くすおそれもあり、その場合過去のコレクションを一度に失う。
ノートに複数のスタンプを押して仕上げると、旅行の思い出感が出るので見返すのも楽しくなりますね。ただ、押すのを失敗したとき(欠けたりインクが薄かったり…)にやり直しがし辛いので、残念な気持ちになる可能性はあります。
それも含めて旅の思い出と感じる方には向いていると思います。
こちらの方法、一番の懸念は忘れることでしょう。
「スタンプ帳を持ってくるのを忘れた!」「宿に置いてきてしまった!」「どこで落としたか分からない」といったハプニングが多いタイプの方にはおすすめできません。
直接押しなのでノートのページの色は、無地の真っ白で薄いラインやドット等が入っていないものだとスタンプが綺麗に見えるのでおすすめしていますが、好みによってはクリーム色や茶色でも良いかもしれません。
インクが裏移りすることがあるので、出来れば厚めの紙を選んだ方がよいです。
諸々の条件を考えると、ノートに直接押していく場合のおすすめは、トラベラーズノートの画用紙リフィルです(上記の富山のスタンプはこちらのノートに押しています)。
ルーズリーフに押して集める場合
最近試みているのが、小さなサイズの手帳を使って無地ルーズリーフに集める方法です。
押してきたスタンプを後から都道府県ごとに並び替えてファイリングしたい…といった要望がある方は、こちらの方が良いかと思います。
メリット
後から並べ替えられる。押印に失敗したらそのルーズリーフを捨てればよいだけ。おしゃれな手帳にすれば気分も上がる。過去のコレクションは抜いて家に置いて来れば安心。
デメリット
ルーズリーフを持ってくるのを忘れて押しそびれる可能性。
持ち運びが楽なように、小さいサイズの手帳を買いました。プロッターという手帳ブランドのミニ5スクエアサイズです。
リフィルはプロッター純正の物を買い、手帳カバーはハンドメイドの方から買いました(純正カバーは品切れ・時期未定の抽選販売になっています。参照)
手帳カバーは色んなハンドメイド作家さんが作っているので、好みのものをネットで探してみてください。「プロッター ミニ5スクエアサイズ ハンドメイド」といったワードで検索すれば出てきます。
北国シロクマノート(ミドリスパイラルリングノートA5スリム無罫北国シロクマ柄)使い心地をレビュー
色々とご紹介してきましたが、旅スタンプ集めでメインとして活躍中の「シロクマノート」について、使い心地を細かくご紹介します。
このノートは、「北国シロクマノート」といいます。正式名称は「ミドリスパイラルリングノートA5スリム無罫北国シロクマ柄」です。
特徴は、縦長タイプで全てのページが真っ白なこと。さらにページ1枚が割と薄いので、記念スタンプを貼るのにぴったりです。
ページが小さすぎると収まりきらないスタンプもありますし、大きすぎても邪魔なのでサイズ感が丁度良いと感じています。
元々、旅先の拝観券や半券を貼ったり、写真を切って貼ったり、いわゆる女子っぽい感じの使い方をするのが想定された使い方のようです。私は拝観券や使用済み乗車券を貼ることはあまりありませんが、一緒にすべての旅の思い出を一元化する使い方も良いでしょう。
ページ数は全部で100枚です。100枚あれば両面に貼りつけて200ページ分使えるし、1ページに2~3個のスタンプを収められるので、シロクマノート1冊だけで400~600個程のスタンプを収められることになります。
シロクマノートの他にも種類があって選べる
こちらのノートシリーズ、実は他にも数種類あります。
砂漠ラクダノート
紙の色が茶色無地で、古紙感が良い雰囲気を醸し出しているノート。でも、シロクマノートより枚数が少ない(シロクマは100枚、ラクダは80枚)のが難点です。
南国カンガルーノート
一枚一枚にポケットのついたノートです。ポケットに拝観券・パンフレット・地図等を収納できます。
ただし、サンプルとして店頭に出ていた実物を見た感じだと、逆さにしたらすぐ中身が出てしまいそうです。持ち歩くにはバンドで止めたりと多少工夫する必要がありそうです。
草原ミツバチノート
透明窓が開いていて、写真を入れるとアルバムのようになります。紙のカラーが山吹色で可愛いです。
こちらはカンガルーノートと違い、封筒のようにポケットに封がついているので、逆さにしたら出てしまうということもなさそうです。
ただ、ページ数が10枚程度と少なめなので、入れる写真は厳選する必要がありそうです。
大陸ゾウノート
ページ紙が、灰色の厚紙になっています。寄せ書きや絵をかいたりするのに使えそうです。
よりみちノート
47都道府県専用の各ページが設けられている「よりみちノート」というものもあります。実際に使ってみました。
このように、都道府県のページを埋めていって全都道府県を完成させるノートです。
紙が特段厚いわけではないのでインクの裏移りがあることと、ドット罫線が入っているのが少し残念(無地の方がスタンプが見やすいから)ですが、1冊のノートに全都道府県を凝縮して見返せるこちらのノートも面白くておすすめです。
このように、旅の思い出をまとめるスタンプ用ノートは色々とあります。お気に入りの物を見つけて貰えると、うれしいです。
それぞれ大小いろいろとサイズがあるものも。 今回この記事でおすすめしているのは「A5スリム」サイズですが、自分に合ったサイズのものを選んでくださいね!
旅先スタンプコレクション
実際、シロクマノートにはどんな感じで旅スタンプをまとめているのか、コレクションのほんの一部をご紹介します。
北海道地方(札幌・函館)
函館には博物館や資料館が複数あり、函館文学や北方民族について学びながら、スタンプ巡りができます。
東北地方(秋田・山形)
秋田犬の可愛いスタンプがお気に入りです。田沢湖レストハウスで押しました。
関東地方(東京)
新宿都庁展望台や新宿御苑の新宿周辺で押してきたスタンプです。日付を見て驚きましたが、10年以上経過していますね…
緑の左上のスタンプは、JR山手線の駅スタンプです。デザインが変わる前のものです。
谷中七福神は授与品の色紙とは別で、全箇所に無料スタンプを用意している七福神です。お正月は結構混雑しますが、それほど行列に並んだりはしないので結構おすすめです。
中部地方(新潟・静岡・長野)
雪国の暮らしぶりや文化、川端康成の「雪国」の世界観を展示する越後湯沢の「雪国館」で押したスタンプです。
左上は越後湯沢駅の駅スタンプです。渋くて古いデザインが結構お気に入り。
富士山本宮浅間大社の駐車場にある観光センターで押したスタンプです。マンホールカードも配布されています。
旧開智学校の記念スタンプはインクが茶色で珍しいです。大判で素敵なデザインです。
上諏訪の間欠泉センターと、諏訪湖博物館の記念スタンプです。
北陸地方(富山・福井)
宇奈月温泉駅や道の駅うなづき、奥地にある「とちの湯」等のスタンプです。
近畿地方(京都・兵庫・大阪)
京都の祇園にある面白いお好み焼き屋さんのスタンプです。お店の外に設置されているので、飲食せずに押すこともできますが、出来れば食べてみてください。
外装も内装も凝った昭和風のお店で、おやつ感覚で特殊なお好み焼きを食べられます。
中国地方(広島・岡山)
印影が綺麗で気に入っています。右側2つが宮島の記念スタンプです(左側2つは神奈川県の川崎大師)。
倉敷美観地区の散歩や、岡山城と後楽園庭園を旅したときの記録です。右下に香川の高松も混ざってます。
九州地方(佐賀・宮崎)
ご紹介できたのはほんの一部だけですが、こうやって旅先で見つけたスタンプを全部集めていくと、色々と巡れたのだと、後から見返して楽しい気持ちになれます。
旅先でお土産を購入するとお金がかかりますが、記念スタンプなら基本的に全て無料で設置されているので、お金もかかりません。
旅の楽しみの1つとして、ぜひおすすめします!
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