黒部市の宇奈月温泉にある「宇奈月神社」をご紹介します。宇奈月温泉といえば、法曹関係者がニヤついてしまうスポット。法学部の大学1年生が民法の授業で必ず触れる判例で、「宇奈月温泉事件」の現場です。宇奈月温泉では開湯100周年を記念して、民法判例にちなんだ「権利ノ濫用除お守り」を頒布しており、遠方から買いに来る人もいるほどの人気お守りです。
宇奈月神社の権利濫用守りは毎月1日10~12時に頒布
宇奈月神社の「権利ノ濫用除お守り」は、諸々のハラスメント、嫌がらせやいじめ、立場を利用して害を与えてくる人やことを除けてくれるお守りです。宇奈月神社でご祈祷済みのお守りで、新生活が始まる人、これから新しい環境に飛び込む方におすすめです。
初穂料は1個1300円です。頒布開始直後から品切れ続出の大人気お守りで、再販はいつになるのか?という問い合わせが大量に来ていたそうです。通販は一切しておらず、現地頒布のみです。
授与所の方に聞いたところ、本当は通販もしたい気持ちは山々だが、宇奈月温泉の活性化のための企画でもあるので、皆様に現地まで来て観光もしてもらわないと意味がないということで、断腸の思いで通販をしないと決めているのだそう。欲しい方はぜひ、宇奈月温泉旅行を兼ねて現地まで出かけましょう。
頒布の期間も限定されており、毎月1日の午前中(10~12時)にしか頒布されていません。前泊して宇奈月温泉を楽しんでから、翌日お守りをいただいて帰るのも良し。早朝に出発してお守りをいただいて、宿泊して帰るのも良し。宇奈月旅の観光プランにぜひ組み込みたい神社です。
詳細確認したい方は公式HP(【毎月1日10時~12時に授与】宇奈月神社「権利ノ濫用除お守り」)もチェックしてください。
宇奈月神社の御朱印
黒部峡谷と宇奈月温泉の絵、そして下方には白い狼。温泉街らしい素敵な御朱印です。
宇奈月神社の御朱印は、宇奈月神社拝殿内にある賽銭箱の横の缶の中にあるので、ご自身で取ります(書置きのみ)。初穂料300円は、御賽銭箱に入れればOKです。
以前は隣にある「宇奈月国際会館セレネ」で配布していたようですが、現在は神社内に移動していますのでご注意ください。
宇奈月神社の歴史とご祭神
もともと宇奈月にはほとんど人がいませんでしたが、黒部峡谷の電源開拓が始まったことと、温泉があったことから宇奈月の町は次第に発展していきました。
宇奈月の人口が2000人を超えた頃、神社がなかったので、電源開拓に関係する事業者や工事関係の業者などが協力して、1927年に創建し、現在まで地域の神様として信仰され続けています。
- 天照皇大神(あまてらすおおかみ)
- 日本の神様
- 大山津見神(おおやまつみのかみ)
- 山の神、恵みを授ける
- 大山久比神(おおやまくいのかみ)
- 山の地主神、農耕・治水・開拓を司る
- 軻遇突智神(かぐつちのかみ)
- 火の神、温泉・工業の神様
- 水波象女神(みづはのめのかみ)
- 水の神、用水の恵み・豊穣の神様
- 誉田別命(ほんだわけのみこと)
- 武運の神、神域の守護
宇奈月神社はトロッコ宇奈月駅のすぐ目の前にあるので、トロッコの出発まで時間がある場合に参拝すると丁度よいです。他にも下記のセレネ美術館で鑑賞したり、やまびこ展望台で真っ赤な「新山彦橋」を見学するのもおすすめです。
宇奈月神社のすぐ隣には「宇奈月国際会館セレネ」があります。2階は美術館やカフェスペースがあり、ゆっくりできます。イベントや期間限定企画で宇奈月神社の頒布物があるときは、セレネ受付で対応していることがあります。
宇奈月神社の基本情報
- 所在地:富山県黒部市黒部峡谷口30
- 参拝時間:24時間
- 授与所時間:毎月1日10~12時のみ(普段は無人)
- 公式サイト:黒部宇奈月温泉観光局公式サイト