福娘発祥の今宮戎神社をのんびりぶらり散歩、十日戎「えべっさん」3日で100万人が来場

大阪・新世界から、今宮戎いまみやえびす神社へ向かいます。今宮戎神社は、四天王寺の建立の時に西側の守護として祀られたのがはじまりの社です。今宮戎神社といえば、福娘が活躍する十日戎「えべっさん」(毎年1月)が有名で、なんとあのこぢんまりした境内に祭りの期間である3日間で100万人もの人々が集まります。祭り期間以外は混雑しないので、のんびり散歩することができるのです。

今宮戎神社

今宮戎神社、西宮神社、京都恵美須神社の3つは日本三大えびすにまとめられる有名な神社です。そのため、毎年1月9~11日の3日間行われる十日戎には大量の参拝客で賑わいます。以前この辺りは海岸であり、漁業にかかわる人々の信仰を集めていたそうで、そこからレベルアップして商売繁盛の神様として、広く大阪全体から慕われるようになっていきました。商売の街に住む大阪民にとって、戎さんは非常に大切にされてきた神様。そういえば、新世界にも戎さんの巨大看板がありましたね。

この神社では、普通に正面からお参りした後に、裏側に回って銅鑼を鳴らすという謎の特徴があります。どうやら「耳の遠い戎さんに念を押すため」という、いかにも大阪っぽいフレンドリーな理由からそういう慣習が根付いたそうです。銅鑼を鳴らしたら「えべっさん、さっきのお願い頼みますよ!」と声をかけるのが地元民の正しいお参り方法、ちょっと恥ずかしいかも。お参りの方法に特徴がある他、おみくじにも凶が多い(11/50)という特徴があります。大吉は50本中2本のみ。まさに運試し。

十日戎の日に大活躍するのが、福娘たち。20歳くらいの可愛い瑞々しい女の子たちがお勤めをするのですが、この福娘の選抜が超絶激戦なのです。なんと応募者数は数千人にも及び、その戦いでラスト40人に勝ち残らないといけないので、現実的すぎてむしろ趣深いです。選抜試験や面接を経て、みごと福娘の地位を獲得した子の中から将来のアナウンサーが輩出されることも多々ある模様。要するに顔が文字数

今宮戎神社の御朱印と御朱印帳/時間・頒布場所

戎を「えびす」とひらがなで表記されているのが、なかなか良いです。右上の鯛の印が、恵比寿様らしいです。また大阪七福神も兼ねているので、専用の色紙に恵比寿様の御朱印を書いてもらうこともできます。御朱印や御朱印帳の授与場所は、拝殿に向かって左手にある社務所。確か、お気持ちで御朱印代を納めた気がするのですが記憶があいまいであり、申し訳ないです。

▲今宮戎神社の社務所

十日戎

十日戎では縁起物として福笹をもらい、そして福娘に吉兆と呼ばれる縁起物をつけてもらいます。そりゃこれだけ笑顔が素敵な女の子たちに縁起物をつけてもらったら、商売もしっかりと繁盛しそうです。100万人殺到するのも分かりますね。

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