岩手県一関駅の駅弁「平泉うにごはん(税込1300円)」をご紹介します。1992年から販売開始され、約30年のロングセラーです。平泉うにごはんは、駅弁人気ランキングでも常に上位に入っている人気駅弁です。
他の駅弁よりひと回り小ぶりの箱には、ウニやイクラなど豪華な海の幸がご飯が見えないくらいに敷き詰められています。良すぎるビジュアルに惹かれて、つい購入してしまう彩り鮮やかな駅弁です。
ストローみたいに伸び縮みするお箸が付属しています。フタを開けると、いいお出汁風の香りが漂います。ご飯は茶飯でした。
ウニはよく見ると蒸したもので、形はふぞろいですが、それでも食欲をかきたてられます。中央にごぼうの漬物、奥にしその実とわかめの佃煮、錦糸卵、いくら醤油漬けが盛りつけられています。
黄金色のうには平泉の中尊寺金色堂をイメージ
弁当の下半分にしっかり敷かれたうには、世界遺産にも登録されている平泉の中尊寺金色堂をイメージしているとの噂。たしかに、この豪華絢爛さは金色堂を想起させますね。
参考:中尊寺の御朱印13種回り方マップ|黄金文化の魅力あふれる世界文化遺産
蒸しウニなので、触感としてはボソボソしています。通常の生ウニを期待するとさすがに全く違いますが、それでも風味や味は美味しいです。ご飯が茶飯で少し特別感もあり、小さいながらも満足する1品です。
購入できる場所
横浜駅改札内の駅弁販売の平台で購入した
今回は、特設ブースで見かけて購入したのですが、通常は東京駅改札内「駅弁屋 祭」などで購入できます。
販売元は斉藤松月堂
参考:斉藤松月堂公式HP
平泉うにごはんの販売元は、一関駅にある「株式会社斉藤松月堂」です。創業が明治26年の老舗お弁当屋さんです。一関駅の開業が明治23年なので、駅の開業当初から創業している歴史あるお店です。
斉藤松月堂の歴史より画像お借りしました
公式HPにあった当時の松月堂の駅弁販売員の写真です。歴史が感じられます。こういう時代からずっと営業し続けているのは、地元の方々そして旅人に愛される商品を提供してきたからだと思います。
ぜひ一度、食べてみてください。
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