下諏訪「マスヤゲストハウス」といえば、様々な観光パンフレットに載っているここらでは有名なゲストハウスです。アットホーム系で、家主さんと仲良くなったりスタッフの方と一緒に飲んだり食べたりするタイプの宿。人肌恋しい時には最適かと。
内装はしっかりと老舗旅館の雰囲気を引き継いでいて、非日常を楽しむこともできました。周囲に点在する温泉や上諏訪の酒蔵と一緒に楽しむのがおすすめなのです。
目次
「ますや旅館」の屋号を引き継ぐ、マスヤゲストハウス
「ますや旅館」という老舗旅館を改装して作られたマスヤゲストハウスは、外装も内装もかっこよくて、どの場面を切り取ってもおしゃれ。「ますや」は明治時代の古地図にも載ってるのだそう。歴史ある旅館なんですね、営業していた時代の写真があれば見たかったのですが、見当たらず。
緑に囲まれた細い路地をのろのろ歩き、赤レンガが続く門構えを進み、中へ入ると小さな庭と縁側。こういう場所に3週間くらい暮らしてみたいとか思ってしまいます。夏に行ったときは、かわいらしい喫煙スペースもありました。
▲懐かしい感じがする細い路地。
▲入口、玄関。
▲かわいい喫煙所。
▲縁側。
宿泊部屋のレビュー/女性ドミトリーとダブルルームのプライベートテラス
▲部屋入口の看板とリース。
宿泊部屋の種類は「混合ドミトリー(8人)」「女性ドミトリー(6人)」「ダブルルーム(2人)」「アララギの間(1~3人)」。今回は女性ドミトリーに宿泊しました。1泊3300円。
一人当たりのドミトリーの幅が他のゲストハウスよりも大きめな印象。ドミトリーごとの壁が上の段でもしっかり天井まで伸びていて個室感があり、プライベート空間に配慮がされています。通常はカーテンだけだったりして、壁まではついていないドミトリーが多いですからね。壁ありはポイント高め。
ベッドはこんな感じ。お布団もフカフカめだったので、ぐっすり寝られました。シーツはレンタルでついてきますが、タオルは有料でした。
ドミトリーの枕横にはコンセントがしっかり備え付けられています。読書灯もついています。ベッド周りの環境もちゃんと整っていますね。
夏は上部に扇風機、冬はヒーターの設置がありますが、ドミトリー部屋にはエアコンがついていません。寒いのかなと思いきや、外で夕食をとって帰ってくると、毛布の中に湯たんぽ。これは素晴らしい。ヒーターもガンガンだったので、寒さは全く感じませんでした。
▲湯たんぽ。
ついでに前回行った時のダブルルームの写真も載せておきます。部屋自体は大きめのダブルベッドのみで、横にプライベートテラスがついています。このときは、知人が泊まるというのを聞きつけて、写真を撮るために一緒にしれっとお邪魔してそそくさと退散しちゃったんですが、ここで夜な夜なお酒を飲んだら美味しそうですよね。
施設と設備
小学校ってこんな水道だったなぁ、と懐かしさを感じる洗面所。映っていませんが、左には鏡がついています。時間かかりましたが、お湯も出ました(冬にはありがたい…)
シャワールームは1階のみ。利用時間に制限がなかったので、自由に使えます。
▲シャワールーム。
▲1階の洗面所。よく見ると給食の銀バットみたいなのがはめ込まれている。
▲洗面所の隣にあったアメニティ。ドライヤーあり。耳栓もあるので、ここから自由に持っていってOK。特にドミトリーの人は、いびき対策にどうぞ。
▲お風呂セットを無料で貸し出してくれる。
マスヤの周囲には「新湯」「旦過の湯」「児湯」「菅野温泉」「矢木温泉」等々、多くの温泉があります。各温泉にはシャンプー類は一切置いていないので、持参する必要があります(有料で販売はしている)ここから借りて行って使ってよいので、これは非常に嬉しいサービス。
マスヤゲストハウスから徒歩で行ける下諏訪の温泉
各温泉にもそれぞれ行ったことがあってレポートもまとめているので、どこへ行こうか迷っている方は各リンクをクリックして記事を読んでみると、各温泉のイメージが湧きます。
▲マスヤから一番近い
▲温度が高く入りづらい。露天風呂は入りやすいが、内部の47℃の湯舟は普通の人には熱すぎて無理。
▲休憩所付(有料)湯舟はこの中では広い。
▲もっともレトロが味わえる。湯の温度もまま入りやすい方。
▲源泉が変わってから適温になり、一番入りやすい温泉になった。
▲キッチン。食器がたくさん完備されているのと、冷蔵庫もあるので、大勢で来た時にはここでパーティー的なものの準備ができる。
この日は10人くらいの団体と宿泊が被りました。社会人サークルみたいな団体だったのですが、ここで調理をして、共用スペースのこたつを鍋で囲み、宴会をやってました。そんな使い方もできるので、大学生のサークルやゼミ合宿等にも活用できそう。
内装/共用スペースでみんなで飲んだり食べたり
▲上から共用スペースを見ている図。
疲れそうですが、長いこたつで大人数で宴会とかやってみたいものです。この共用スペースは誰でも自由に使えますし、夜はバ―として地元の人にも開放されています。多くの人が入り乱れてお酒を飲んだり、つまみを食べたりして、諏訪の夜を過ごしていました。もちろん空いている日は、まったり過ごすこともできます。
▲キッチンスペースにはテーブルもあって、ここで飲食することもできる。
諏訪旅には欠かせないゲストハウスなのでした。
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