薬師堂は日光東照宮の境内の中にありながら、日光山輪王寺に属するお寺です。陽明門の手前、向かって左方向にあります。日光東照宮の拝観券(1300円)で、薬師堂も拝観できます。
薬師堂は重要文化財に指定されています。1961年に失火によって一度焼失していて、現在の薬師堂は再建された建物です。
日光東照宮の拝観券(薬師堂もこれで入れる)
日光山輪王寺 薬師堂の由来
薬師堂は「本地堂(ほんちどう)」とも呼ばれます。本地とは、本来の仏という意味です。荒れる世の中を治めた徳川家康は、薬師如来の生まれ変わりと考えられていました。そのためここに薬師如来を祀ったのが始まりです。
鳴龍は薬師堂内で見学できます。かなり有名なため、修学旅行生含めて多くの人でにぎわいます。鳴龍を拝観するために拝観料を別途納める必要はありません。日光東照宮の拝観券に、鳴龍(薬師堂)の半券がくっついています。
薬師堂の「鳴龍」
鳴龍は、薬師堂の天井に書かれています。縦6m、横15mの巨大な龍の絵が描かれています。龍の顔の真下で、柏木を打つと鈴の音のように響きます。顔以外の場所で打っても普通に鳴るだけなのですが、龍の顔の真下部分で音を出したときだけ共鳴します。その共鳴の音が、龍の鳴き声みたいだということで「鳴龍」と呼ばれるようになりました。
1905年頃に偶然発見されました。掃除をされていた方が、堂内に入ってきた鳩を追い払うために手を鳴らした際に、音が共鳴していると気がついたといわれています。
お寺を火事から守ってほしい(龍は水を司るから)という願いを込めています。また、龍に雨を降らす力があることにちなんで「法の雨」を降らせ、人々を救うためともいわれます。法の雨を降らせるとは、仏教の教えを広めるという意味です。
靴を脱いで、係の方の誘導に従い中へ入ります。係りの方が、各所の説明をしてくれます。鳴龍の音色も実際に聞くことができます。その後は、薬師如来についている「十二神将」(薬師如来を信仰する者を守ってくれる武神のこと)がずらりと並ぶ部屋に出ますので、自分の干支を探してお参りします。
龍の顔部分の天板が6センチほど反って湾曲していて、そこだけ音楽ホールのような環境になっており、音がはね返りやすくなっているからです。
薬師堂は1961年に失火で焼失して、再建されたものです。再建の際は、当初の鳴龍を再現するために、東京大学の研究チームが分析して何度もテストし、ようやく完成に至ったそうです。
鳴龍授与品「鈴鳴龍守」が人気
鳴龍の参拝が終わると、授与品コーナーへ向かいます。鳴龍参拝で一番有名な授与品は「鈴鳴龍守」です(通常色1000円、金色2000円)。普通の鈴とは違って、”シャラシャラ”という綺麗な美しい音色の鈴で人気があります。
鳴龍の御朱印
鳴龍の御朱印
鳴龍の御朱印は、薬師堂の授与品コーナーの端でいただけます。初穂料は300円です。鳴龍の御朱印帳も頒布されています。お堂の中でいただくことになるので、いただき忘れて出てしまわないように、ご注意ください。
鐘楼(薬師堂の目の前にある)
輪王寺薬師堂の基本情報
- 〒321-1431 栃木県日光市山内2301 日光東照宮内
- 8:00~16:00
- https://www.rinnoji.or.jp/
お世話になります。
関西テレビのにじいろジーンという番組を担当しております橋本と申します。
突然のご連絡で大変申し訳ございません。
1点ご相談があり、コメントを記載させて頂きました。
2月の放送のにじいろジーンの番組の中で
日光東照宮の特集をさせて頂く予定となっております。
ブログに掲載されている薬師堂のお写真をお借りして、番組の中でご使用させて頂けないでしょうか?
突然のご相談で申し訳ございませんが、
ご検討の程、何卒よろしくお願いいたします。
関西テレビ
橋本
>>橋本様
ご連絡ありがとうございます。
どうぞ!ご自由にお使いください。
朝式部様
ご確認・ご承諾誠にありがとうございます。番組の中で使用させていただきます。
何卒よろしくお願いいたします。