「綿屋」は、明治9年から唐津で営業してきたお店。有形文化財にも指定されています。当初は料亭だったそうですが、現在は旅館です。12部屋の小さな旅館。老舗であることから、1泊あたりの値が少々張るので、サービスがそれに見合っているのかは諸々口コミで意見は割れています。今回私は宿泊してないので、そのあたりには触れません。
旅館でありながら、500円で日帰り入浴も出来るのが特徴です。しかも自家源泉。それはぜひ入ってみたい!ということでさっそく行ってまいりました(※ 循環ろ過。源泉かけ流しではありません。)
明治9年創業の有形文化財「綿屋」
綿屋は外観も内装も、歴史を感じる和風な造りです。城下町唐津の真ん中で、自然を感じながら静かに過ごせます。すぐ近くにスーパーがあるので、帰りにお酒やつまみを買って帰るのも良いです。
▲綿屋の外観。
構えが立派なだけに、本当に500円ぽっきりで日帰り入浴なんて出来るのか?と少々心配になりつつ、恐る恐る中へ。入るとすぐ左に受付があり、日帰り入浴に来た旨伝えます。500円を支払った後、案内してくれました。
他の口コミによると受付には人がいないことも多いようです。今回はちょうど係りの方がいらっしゃったので、ひと安心。
唐津温泉に日帰り入浴
タオルは別料金(200円)なので、持参。入浴時間は11時~21時までです。旅館の日帰り入浴は昼過ぎには終了してしまうことが多いのですが、綿屋は21時まで営業しているんですね。ありがたいです。
いまいちルールが良く分からなかったのですが、内湯は男女1つずつ。露天風呂は男女入れ替え制で入れるときと入れないときがある模様。このときはちょうど女性が入れない時間帯だった(?)ので、大人しく内湯へ。お客は私1人でした。ゆっくりできそう。
脱衣所
▲脱衣所は綺麗に掃除されていました。備え付けで化粧水あり。ドライヤーもあります。
▲脱衣カゴ。貴重品は各カゴの下についている鍵付きの引き出しに入れます。
源泉
綿屋の竹林から発見されたこのお湯は「かぐや姫の湯」と命名されています。敷地から掘削されており、自家源泉です。ただし循環ろ過仕様なので、源泉かけ流しではありません。
白い陶器風呂
内湯とは別に外に小さな浴槽がついていました。白い陶器で出来た浴槽です。正直、景色自体はそれほどなんですけれども、上を見上げるとお月さま。月見風呂!
▲月見風呂。これはこれで良かった。
展望風呂/唐津城を望む
▲実物はもっときれいです(カメラと技術の限界)
内湯からはライトアップされた唐津城が眺められます。檜で出来た浴槽でゆっくり体の疲れを癒しながら、綺麗な唐津城を見る。楽しいひとときでした。
▲ちなみに浴室は大きなガラス窓。遠くの唐津城がよく見えるってことは、外からこちらもよく見えちゃうのではないかと心配な方もいらっしゃるかもしれません。全面マジックミラーのようなので、ご安心を。
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