鹿児島といえば「白くま」です。九州地方で主に有名ではありますが、発祥は鹿児島です。
白くまとは、かき氷の上に果物と小豆などを盛り付けたもの。今は映えを狙ってか、可愛らしい白くまの顔にデザインした盛り付けがとても多くなりました。
鹿児島市では昭和前期から親しまれてきたかき氷で、市内の喫茶店や飲食店では非常によく見かけます。
白くまの商標権と有名販売店
特に白くま販売店として有名なのは「天文館むじゃき」です。様々な種類の白くまを通年で販売していて、行列ができることもしばしば。
「白くま」という商品名で販売している会社がそこら中にあることから分かるように、商標権はどの会社にもありません。普通名称っぽく、全国で使われています。
白くまの由来
由来が気になって調べてみましたが、諸説あるみたいですね。
1932年か1933年ごろ、鹿児島市西田本通りの綿屋が夏の副業として販売していたかき氷の新商品として作られた、練乳をかけたかき氷の名称に練乳の缶に貼られていたラベルに描かれたシロクマの絵を借用した、という説。この説は鹿児島県、セイカ食品が採用している。
―Wikipedia引用((セイカ食品「商品紹介/南国白くま」https://www.seikafoods.jp/))
1947年に、鹿児島市の喫茶店「むじゃき」創始者の久保武がミルクのシロップをかけたかき氷を考案し、豪贅に見えるようにみつ豆の材料の三色寒天、サイコロ状に切り落とした羊羹、あずき豆、缶詰のフルーツ、干しブドウなどを色鮮やか盛り付けて好評を得た。
これの干しぶどうが目に見えて白熊に似ていることから「白くま」と命名したという説。この説は鹿児島市にある喫茶店「むじゃき」や丸永製菓が採用している。
―Wikipedia引用((天文館むじゃき「白熊について」https://mujyaki.co.jp/shirokuma/about#shirokuma_history))((丸永製菓「しろくまシリーズ」http://web.archive.org/web/20140903190032/http://www.marunaga.com/7seihin/sirokuma/sirokuma.htm))
コンビニでもカップタイプやバータイプの白くまが多く販売されています。せっかく鹿児島きたのなら本場の白くまが食べてみたくて挑戦してみました。
仙巌園内の茶寮で販売されていたものなので鹿児島の有名店とはまた違いますが、やはりどう見ても見た目が可愛い。ついついインスタに乗せたくなってしまうフォルムです。
一緒に頼んだ飲み物をホットにすればよかったという反省点はありましたが、美味しく頂きました。
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