高知城は、山内一豊(土佐藩初代藩主)によって築城された歴史あるお城です。歴史的に希少価値の高く、本丸が完存している全国唯一のお城です。南道海随一の名城と名高く、見どころ満載の高知のシンボルです。
日本100名城に指定されていて、現存12天守のうちの一つです。城内の複数の建造物が重要文化財に指定されています。
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高知市の中心にそびえ立つ高知城、追手門と天守の両方が残るのは日本で3か所のみ
追手門と天守の両方が現存しているのはかなり貴重で、弘前城・丸亀城・高知城の3城しかありません。ぜひ、追手門と天守を1枚の写真に納めておきましょう。
高知城は1611年に完成しましたが、約100年後火災で追手門以外が焼失。再び再建されましたが、廃城令によって高知公園に生まれ変わりました。その際、本丸と追手門と一部の建造物を残すことが許されたため、現在の姿になりました。
追手門は3方向から攻撃できる造りになっていて、石垣の上には渡櫓が設置されています。2階部分の石落としから攻撃することで敵の侵入を防ぎます。
また、矢狭間塀の石垣には文字が書かれた石が積まれています。「ケ」「シ」「エ」「ウ」の4つがあるとのことで探してみたのですが、全然見つけられませんでした。ガイドさんに聞けば、全部教えてくれるみたいです。
石垣をよく見ると、飛び出ている箇所が複数あります。これは石桶といって、排水用の設備です。
雨が多い高知県ならではの工夫。石垣の内側で排水が詰まらないようにするためのものです。高知城では「雨仕舞い」といって、防御と同じくらい重要な配慮がなされました。
城内に16カ所発見されていて、本丸の石桶はいまだに現役で排水の役割を果たしています。
本丸が丸ごと現存しているのは高知城だけです。天守が現存しているお城は日本全国で12カ所ありますが、その中で本丸ごと残っているのは唯一高知城のみ、非常に貴重なお城です。
見学前に荷物をロッカーへ
追手門入って左手にロッカーがあります。本丸までは坂道と階段が続くので、バックパックなど大きめの重い荷物を背負っている人は預けてから行く方がおすすめです。
山城とは違うので登山感はありませんが、コインは返却されて無料ですし、利用した方が体力温存できます。
ロッカーの隣には高知城案内所があります。「土佐観光ガイドボランティア協会」のガイドさんが本丸まで無料でガイドしてくれます。希望する方はこちらも立ち寄りましょう。定時のガイドなど、いろいろあるみたいなので事前に調べてから行った方が安心です。
本丸
高知城天守へ入場
天守入り口前に到着、拝観券を購入します。高知城の目の前にある博物館とのセット券が販売されていたので、こちらを購入しました。
高知城と高知城歴史博物館のセット券がおすすめ。
天守からは本丸広場が見下ろせます。
高知城の御城印と城カードを貰う
一通り天守の見学を終えて、高知城の入場券売り場に戻ってきました。受付で御城印と城カードを扱っているのを行きに見かけたので、お土産に買って帰りました。それぞれ300円です。
高知駅から高知城へのアクセスはとさでん!はりまや橋で乗り換えよう
はりまや橋で乗換下車する時に、車掌さんに声を掛けてかならず「乗換券」を貰ってください。追加料金なしで、次の路線に乗れます。
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