鎌倉五山第四位『浄智寺』は、北鎌倉駅から徒歩10分くらいの場所にあるお寺です。たくさんの緑に囲まれていて、とても癒されます。境内をぐるーっと周れるので、のんびりお散歩するのにぴったりです。
目次
浄智寺はどんなお寺?由来など
十三世紀の終わりごろに創建されたお寺です。この頃は、北条氏の勢力が極めて盛大で禅宗がもっとも栄えた時期です。
鎌倉五山の第四位であり、豊かな緑におおわれた境内は、国の史跡に指定されています。
総門の手前にある古い石橋のたもとには、鎌倉十井の一つである甘露ノ井があり、その先には、印象的な苔むした参道の階段と、上に鐘楼がある珍しい山門があります。
参道入口付近が楽しい見た目なのです。お気に入りポイント!特にこの総門に至るまでのところが好きです。
苔むした石段の参道を進みます
浄智寺の拝観料(200円)
- 大人:200円
- 小人:100円
「拝観券」といったようなものはなく、浄智寺の説明が書かれた紙を1枚受け取って中へ。
上に鐘楼がある珍しい山門
これ見ると、浄智寺って感じがしてきます。2階建てになっている珍しい山門で、梵鐘が2階部分についているのです。
本堂「曇華殿」
曇華殿と呼ばれる本堂です。中に安置されているのは、阿弥陀・釈迦・弥勒の三世仏坐像です。それぞれ過去、現在、未来を意味している…らしい。
鎌倉三十三観音の三十一番「聖観世音菩薩」
うっかり通り過ぎそうになってしまった。仏殿の裏側にありました。
三十三観音霊場巡りなど、そういったタイプの霊場巡りは、まだひとつも始めていません。始めてしまうと今以上にキリがなくなってしまって、大変なことになりそうだなあと思って、なかなか始められずにいます。
てくてく歩いていきます
『横井戸』奥に何かある
奥の穴は横井戸、というものらしい。
山の水をためて用水に使うため、かなり古い時代に掘ったものと思われます。三十数年前までは、コウモリの棲家になっていました。
これは、入ってみるしかないな…?
怖かったので、5歩くらいで引き返しました、、 スマホのライトをつけないと真っ暗で何も見えません。
こちらはやぐらです。
この横穴は、古くは住まいとして、その後、墓所になり、やがて倉庫としても使われました。大正から昭和初期までは、薪や木炭などのしまい場所になっていました。
さあ、どんどん進みましょう。道がこんな感じなので、探検している気分になってきます。楽しい。
鎌倉江ノ島七福神の布袋さんに会ってお腹を撫でましょう
奥まで進むと、鎌倉江の島七福神の布袋尊が待ってます。
相変わらずの表情。
道なりに拝観コースを進んでいくと、一番最後に御朱印所があります。
『浄智寺』御朱印の場所
引き戸をガラガラと引いて、中へ入りましょう
浄智寺の御朱印
こちらは、今回私が頂いてきたもので御本尊の御朱印です。初穂料は300円。
浄智寺の御朱印は全部で5種類あります
- ご本尊「曇華殿」
- 鎌倉十三佛第六番「弥勒菩薩」
- 鎌倉江ノ島七福神「布袋尊」
- 鎌倉三十三観音第三十一番
- 鎌倉二十四地蔵第十二番
浄智寺って札所いっぱい兼ねてて、5つも御朱印あるんですよね。今回、観音様とかお地蔵さまとかあんまりちゃんと見なかったし、「曇華殿」だけ頂きました。
残りの4つは、またの機会に頂こうかな。浄智寺さんは、一度の参拝で複数の御朱印を頂こうとすると注意されるらしいという噂を後日聞いたのですが、本当なのでしょうか。
また、ここには江ノ島七福神の色紙や専用御朱印帳なども置いてありました。
浄智寺の基本情報まとめ
- アクセス:「北鎌倉駅」から徒歩10分程度
- 定休:なし
- 時間:9:00~16:30
- 拝観料:大人200円、小人100円
- 住所:〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内1402
言及して頂いて、ありがとうございます!感激です!