長野県「戸隠神社」は「中社・九頭龍社・奥社・火之御子社・宝光社」と五社巡りが楽しめます。すべてを巡るために、丸々1日かけて戸隠観光をされる方も多いです。
戸隠神社へ行ってみたいけど、時間的にも費用的にも5社をめぐるにはちょっと…という場合は、ひとまず「中社」にだけ行ってみるのはいかがでしょうか。長野駅から直通バスが出ているのでアクセスも良く、周辺には戸隠蕎麦のお店やお土産屋さんもありますので、観光しやすい場所です。
目次
戸隠神社(中社)の見どころ
木製の大鳥居
戸隠神社・中社は、戸隠五社の中では一番賑わいのある神社で、団体観光客も多いです。
ご祭神は「天八意思兼命」です。
天照大神が岩屋に隠れてしまったときに、外でパリピしておびきだす作戦を思いついた神様です。そういった作戦を練った「知恵」の神様ということで、学業成就のご利益を求めて多くの人が参拝します。
参道にはすらっと伸びた杉の木が立ち並びます。
大鳥居の先には石段がありますが、少々急になっています。石段の左側にはゆるやかな「女坂」があるので、足腰への負担が気になる方や冬季期間はこちらを利用しましょう。
戸隠の三本杉
戸隠中社の三本杉
参道を進むとご神木があります。三本に分かれている巨大な杉があり、長野県の指定天然記念物となっています。
周囲は柵で囲われていますが、付近まで近づくことはできます。
漁師が人魚を見つけました。人魚から命乞いをされたにもかかわらず、興奮していた漁師は、そのままシメて肉にしてしまいました。人魚の肉は家に隠しておきましたが、漁師の3人の子どもたちが見つけて食べてしまいました。すると、子どもたちは人魚になってしまいました。漁師は焦る中、夢で「三本杉を植えて出家して、無駄なセッショウを反省しろ」というお告げを受けました。目が覚めると子どもたちは亡くなってしまっていましたが、漁師はお告げの通りに出家して三本杉を植えました。
中社拝殿
拝殿
中社の拝殿は何度か建て直しを経て、昭和31年に再建されたものが現在に残っています。1852年に建築されたものが昭和17年まで残っていたのですが、火災で焼失してしまったそうです。
拝殿の天井には龍の絵が描かれており、こちらは絵葉書を元に復元したものだそうです。
青龍殿(宝物殿)
宝物館
戸隠神社のさまざまな社宝が収蔵されています。
- 拝観料
- 大人300円
- 小学生200円
- 開館時間
- 夏季 9:00~16:30
- 冬季 9:00~16:00
さざれ滝
社殿奥には滝がある
戸隠神社(中社)の御朱印と人気のお守り
戸隠神社中社でいただいた御朱印とお守り
戸隠神社・中社の御朱印です。筆書きの下方に「中社」の印が入っています。御朱印帳は、龍が描かれた迫力あるデザインです。
こちらは戸隠神社の中社限定で頒布されている、運気向上と金運招福のお守りです。色は黄色と黒色の2種類です。中社拝殿の天井に描かれている龍の絵がモチーフになっています。
参拝後に「戸隠そば」はいかが
通りは観光客でにぎわっている
中社の鳥居、向かって右側にはひときわ賑やかな通りがあります。お昼時ともなれば、戸隠そば屋は大人気で行列ができます。
今回は通りにある蕎麦屋が行列すぎたため、少し離れた「久山館」で戸隠そばをいただきました。
戸隠では平安時代に山で修行する僧がたくさんいて、修行者たちの携帯食としてそば粉が活躍していました。最初はそば粉を練った餅のような形で食べられていましたが、江戸時代になると徐々に蕎麦に変わっていきました。蕎麦の技術は大切に引き継がれ、今も「戸隠そば」として親しまれています。
戸隠神社中社のアクセスはアルピコバスがおすすめ
アルピコバス
戸隠神社・中社へは、アルピコバスがおすすめです。
「長野駅⇔戸隠中社」の切符は、長野駅のアルピコバス案内所の券売機で購入できます(往復2,250円)。
長野駅と戸隠中社の往復切符
アルピコ交通長野駅前案内所
戸隠中社バス停に到着すると、目の前に神社入口があります。すぐそばに観光案内所もあるので、観光パンフレットなどが欲しい方はそちらへ向かいましょう。
戸隠観光情報センター
戸隠神社(中社)の基本情報
- 〒381-4101 長野県長野市戸隠中社3506
- https://www.togakushi-jinja.jp/
- 026-254-2001
- 駐車場
- 無料2ヶ所
- 有料1ヶ所
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