宇奈月温泉周辺の見どころルートをご紹介します。お散歩がてら名所を色々巡ってみましょう。
トロッコ以外にも穴場のスポットがたくさんあります。宇奈月をとことん楽しみたい人、時間が余ってしまってどこか見る場所を探している人、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
目次
宇奈月温泉駅前の温泉噴水
富山地方鉄道・宇奈月温泉駅の前には、シンボルの温泉噴水があります。吹き出しているのは温泉で、周囲には湯けむりが立っています。
触ってOKなので、手を伸ばしてみましょう。湧き出ているのは黒薙から引いてきた源泉です。お湯の熱さは60℃くらいです。
駅の足湯「くろなぎ」
くろなぎは、宇奈月温泉駅のホーム上に設置されている珍しい足湯です。駅で電車を降りてそのまま利用もできますし、駅の外から利用することもできます。
右手に見えるのは富山地方電鉄
弱アルカリ性の単純温泉、黒薙源泉が引かれている足湯です。足湯に浸かりながら、ホームに入ってくるレトロな地鉄やトロッコ列車を眺めてゆっくりできます。
黒部川電気記念館
黒部川電気記念館
「黒部川電気記念館」は、黒部峡谷鉄道宇奈月駅の目の前にあります。黒部ダムの建設秘話や、峡谷鉄道を開拓した男たちの歴史が刻まれている記念館です。入場無料で楽しめます。
トロッコに乗っているかのような体験ができる
トロッコに乗った気持ちになれるアトラクションがあります。
前方の映像がきちんと乗っているかのように流れるので、思ったより楽しめるスポットです。
宇奈月神社
宇奈月神社の歴史は1923年に始まります。
峡谷開拓とともに移住者も増えてきた宇奈月ですが、氏神様が当時なかったため、1927年に地元の方の協力によって創建されました。
静かで素敵な雰囲気の神社です。普段は無人で、御朱印対応やお守りなどの頒布はありません(セレネ美術館で御朱印対応をしていることがあります)。
やまびこ展望台
やまびこ展望台は、黒部川の流れる様子やトロッコ列車が通る赤い橋(新山彦橋)をしっかりと見渡すことができるスポットです。
特に、紅葉の季節の景色は最高ですが、新録の中に生える真っ赤な橋を見るのも美しいです。ぜひおすすめしたいスポットです。
新山彦橋
やまびこ展望台からは上記の写真のように、しっかりと橋が見え、ベストショットが撮れます。
やまびこ散歩道の散策
黒部峡谷鉄道の宇奈月駅の横から「やまびこ遊歩道」へ入ることができます。宇奈月の自然を堪能する散歩へ出かけましょう。
昔、列車が走っていた橋が歩行者用に開放されていて、橋からトロッコ列車が走る姿を見学できます。ちなみにここにいると、トロッコに乗っている乗客たちからめちゃくちゃ手を振られます。
やまびこ遊歩道
やまびこ遊歩道には、宇奈月ダムや温泉「とちの湯」もあります。散策と観光が同時に楽しめます。
ただし、強風や大雨など天候が悪い時は閉鎖することがあるのでご注意ください。積雪期間は完全封鎖していて、通行可能期間は4月26日から11月30日までです。あと、夜間も閉鎖されます。
やまびこ遊歩道のマップ
遊歩道の道中には洞窟などもあり、探検しているみたいで面白いです。洞窟を抜けると、緑豊かな峡谷に囲まれるエメラルドグリーンの黒部川の景色が随所で見られます。
洞窟
エメラルドグリーンの黒部川
宇奈月ダム
宇奈月ダムの大規模排砂設備
やまびこ遊歩道を抜けて少し歩くと、宇奈月ダムがあります。ダム付近に架かる湖面橋と黒部川の色味のコントラストが絶景です。
湖面橋は、元々ダム建設時の資材運搬用に架けられた橋です。
湖面橋と宇奈月ダム
宇奈月ダム管理所2階は情報資料館になっていて、誰でも見学することができます。ダムカードも配布されているので記念にいかがでしょうか
宇奈月ダムのダムカード
新柳川発電所
宇奈月温泉事件の石碑
法律を少しでも学んだことがある人なら絶対知っている「宇奈月温泉事件」の記念碑です。権利濫用を初めて明言した大審院の判例は、法学部生の記憶にうっすらと刻まれていることでしょう。
黒部峡谷鉄道が被告として訴えられてしまいましたが、勝訴しました。問題となった温泉管は、黒薙源泉を宇奈月温泉街まで引っ張っていた管でした。
うなづき湖
記念碑からさらに奥へ進むと、視界が開けてうなづき湖の絶景が現れます。湖面の色といい、空の色といい、自然を存分に満喫できます。
タイミングが良ければ、山の中を走るオレンジのトロッコ列車に出会えます。たまにお猿さんもいます。
とちの湯
とちの湯 露天風呂
お湯に浸かりながら雄大な黒部峡谷を眺めることができる
秘境にあると言っても過言ではない「とちの湯」です。やまびこ遊歩道をずーっと道なりに進み、行き止まりの場所にあります。
とちの湯の露天風呂からは、雄大なうなづき湖の景色を眺めることができます。自然に溶け込むようにお湯に浸かることができ、リラックスできること間違いないです。
とちの湯の入浴券
EMUに乗ってみよう
EMU(宇奈月ダム&とちの湯行き)
宇奈月の街には「EMU」という電気低速バスが走っています。宇奈月の駅周辺の温泉街を周遊するコースや、宇奈月ダム・とちの湯まで向かうコースなどがあり、いずれも運転手さんに言えば、ルートの途中で自由に乗り降りできます。
とちの湯から再び歩いて帰ってもよいのですが、そろそろ疲れたなという方は、これのダム&とちの湯コースに乗って、宇奈月駅近くの足湯おもかげまで連れてってもらいましょう。無料です。
一日2~3本しか走っていないので、時刻表には要注意です。1本逃してしまったら、歩いて帰った方が早いです。
想影展望台
想影展望台
想影展望台からの黒部川の景色
黒部川の景色が堪能できる穴場スポット「想影展望台」です。形がかなりアートで不思議な見た目をしています。展望台へ向かうまでの道も、込み入っていて探検してるみたいで楽しいです。
宇奈月公園にある与謝野晶子トロッコ歌碑
樹徳寺
樹徳寺
樹徳寺の御朱印
EMUが到着する足湯おもかげの向かいに「樹徳寺」があります。
住職さんがいらっしゃらなければ、書置きの郵送も頂けるので、設置されている台の申し込み用紙に必要事項を記入します。
樹徳寺の隣にあるお湯掛け地蔵
宇奈月温泉の守り本尊「お湯掛け地蔵」は、樹徳寺のお隣にあります。
温泉が湧き出ているので、その温泉を柄杓ですくい、お地蔵様にかけると、お湯を掛けた部位が良くなるという信仰が古くからあります。
足湯おもかげ
温泉の温度も丁度よく、とても気持ちよい足湯です。宇奈月めぐりを楽しんで足が疲れたら、ひと休みしていきましょう。
お湯は無色透明で、若干硫黄臭がする
ご紹介したところを全部巡らなくても、適宜自分が気になるところだけピックアップして楽しんでください。
宇奈月ダムへ行くまでは、そこまで時間が掛かりません。ただ、「宇奈月ダムからとちの湯」間は、結構なハイキング(道は平坦だが長い)ですので、時間と体力と相談の上、宇奈月観光を楽しんでください。
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