福井県大野市のマンホールカードには、大野氏の魚・イトヨが描かれています。ここ本願清水は、淡水型イトヨの生息地として世界的にも貴重な場所です。それだけ湧き出る水が清らかで豊富だということですね。
マンホールの水玉模様は、豊かな名水をイメージしてデザインされたものです。
福井県大野市マンホールカードの配布場所
大野市のマンホールカードは、イトヨの里の入館料カウンターで配布されています。イトヨの里の入場料金は大人200円・子ども50円です。越前大野を一通り観光し、いくつかの博物館やお城を見学する予定がある方の場合は、こちらのパスポート(500円・期限2日間)を購入した方がお得です。
▲越前大野パスポート
- 大野市歴史博物館
- 大野市民俗資料館
- 越前大野城
- 武家屋敷旧内山家
- 武家屋敷旧田村家
- 和泉郷土資料館
- 笛資料館
- 本願清水イトヨの里
2日間、これらの施設に自由に出入りできる券です。いずれの場所でも販売されています。私は、越前大野城(200円)・民俗資料館(200円)・イトヨの里(200円)を利用する予定だったので、こちらのパスポートを購入しました。
▲イトヨの里
福井県大野市マンホールカード
貰ってきたマンホールカードです。裏面の記載を載せておきます。
大野市の魚「イトヨ」、市章、豊かな名水をイメージする「水玉」をデザインしたマンホール蓋です。イトヨは日本の北中部を含む極東アジアなど北半球に生息するトゲウオ科魚類で、その生育には、夏でも水温が数十度を超えない湧水群が必要とされます。
大野市には湧水が豊富ですが、イトヨといえば本願清水。ここは淡水型イトヨの生息地として世界的にも南限に位置する貴重なスポットであり、また市民の生活用水として湧水文化形成にも寄与してきました。
大野市は世界に誇る湧水文化の保全を目的の一つとして下水道整備に取り組んでおり、イトヨはその象徴として、これからも「名水のまち大野」の発展と輝きを見守っていきます。
▲展示用のマンホール。
▲「本願清水」は、金森長近公が430年ほど前に、町用水の水源として掘り下げて整備したのが始まりです。越前大野城を築いた人物です。当時、大野の城下町を造るにあたり人々の生活用水が必要であったところ、この地で伏流した地下水があちこちで湧いていたといわれていたことから、金森長近公が一段深く掘り下げたそうです。
昔この近くに本願寺派のお寺があったこと、本願寺派の門徒に掘り下げさせたこと等が、本願清水の名前の由来と言い伝えられています。
▲施設内では、実際に美味しい地下からの湧き水を無料で飲むことができます。越前の自然によって生まれた恵みを味わいましょう。
▲磐座神社。市杵島姫命が祀られています。宗像三女神の一人で、厳島神社に祀られていることでも有名です。海を神格化した神様で、「水の神」としての信仰があります。地域の人の本願清水を大切にする気持ちを伺うことができる神社です。
▲イトヨの里のスタンプ
本願清水イトヨの里の営業情報
- 開館時間:9:00~17:00
- 定休日:毎週月曜日、国民の祝日の翌日、年末年始
- 料金:大人200円、子ども50円
- アクセス:JR越前大野駅から徒歩15分
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