越前大野城のスタンプと雲海の条件(時期/撮影場所/時間)まとめ【福井県の天空の城】

「越前大野城」は、雲海が非常に有名な福井県のお城です。続日本100名城の登録も受けています。織田信長に仕えていた武将・金森長近が築いた城で、現在の天守閣は1968年に復元されたものです。

越前大野城の周囲に発生する雲海はまさに幻想的で、亀山だけが雲の上に浮かんでいるように見えるため「天空の城」と呼ばれています。早朝に雲海が広がり、城下町が呑み込まれていく様は圧巻です。

しかしながらこの雲海の発生条件は非常に厳しいです。今回は、雲海の条件(時期/撮影場所/時間)について詳細にまとめていますので、参考にして下さい。

越前大野城のスタンプ 設置場所/種類

▲越前大野城の登城スタンプ

▲越前大野城の登場証明印

▲越前大野城の続日本100名城スタンプ

▲お城スタンプラリー

越前大野城には記念スタンプが各種設置されていました。設置場所は、越前大野城の入館入口(券売カウンター)のすぐ左です。全てまとめて同じ場所にあります。

▲越前大野城に入城すると登城証明書がもらえます。スタンプコーナーには日付入りの登城証明印も設置してあるので、ここに押して記念にしても良いでしょう。

越前大野城の雲海の条件まとめ(時期/撮影場所/時間)

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越前大野城の雲海の発生条件は、天候に大きく左右されます。越前大野は秋口の晴れ間が少なく、天候が変わりやすい地域です。周囲で朝霧が発生していても、越前大野だけ発生しないということはままあります。雲海の予報も難しく、行われていませんので過度の期待はNGですが、それだけ希少価値が高い現象だということでもあります。

越前大野城 雲海の条件
  • 雲海の時期:10月頃から4月末頃(※11月が最も雲海出現率が高い)
  • 雲海の時間:明け方から午前9時頃まで
  • 気象条件① 前日の温度が高い(前日に雨が降る等)
  • 気象条件② 前日の日中と翌日朝の気温差が激しい(放射冷却現象が起こりそうな日)
  • 気象条件③ 風が弱い

11月下旬から1月中旬に出現する雲海が最も濃くて美しいです。ただし、時期が冬場になるので撮影場所へ行くまでの山道が積雪で荒れていますから、難易度がより高くなります。

滞在時間は長めにみておきましょう。天気予報で晴れかつ寒暖差がある日で、過去1週間ほど雲海が発生していないときを狙って挑戦しましょう。大野の天気はとても変わりやすい為、出発寸前まで何度も天気を確認した方がよいです。

雲海の撮影場所/撮影スポット

越前大野城の雲海は、越前大野城の西約1kmにある犬山城址の南出丸下から見ることができます。標高は324mですので、撮影スポットに行くためには犬山を登山する必要があります(登山の所要時間は20~30分)

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  1. 鍬掛くわかけコース(初心者向け)
  2. ほたるの里コース
  3. みくら清水コース

登山ルートは3つありますが、いずれにしても登山道を徒歩で登っていくことになるので、服装や装備はきちんと整えていきましょう。明け方から向かう場合、街灯等がありませんので照明具も必要です。

大野市は豪雪地帯ですので、冬場は登山ルートが雪で埋もれている場合があります。クマやイノシシ、ハチが出ることもあります。無理のない範囲で、撮影場所へ向かいましょう。きちんと準備を整えて向かう場所であり、観光の流れの中で気軽に行けるスポットではありませんので、ご注意ください。

過去の雲海出現履歴

2013年9月~2014年4月の間で雲海が確認できたのは計9回、2014年9月~2015年4月の間は12回、2015年9月~2016年4月の間は13回、2016年9月~2017年4月の間は14回でした。

  • 【2013年】11月4回、12月1回
  • 【2014年】1月2回、3月1回、4月1回 、10月1回、11月5回
  • 【2015年】1月2回、2月4回、9月1回、10月1回、11月1回、12月3回
  • 【2016年】1月3回、2月1回、3月1回、4月2回、10月2回、11月3回、12月2回
  • 【2017年】1月3回、2月3回、3月1回、9月1回、10月1回、11月2回、12月2回
  • 【2018年】1月3回、2月3回、3月1回

参考までに、これまでの雲海出現数を載せておきました。おおよそ1年間に10回程度の雲海発生があります。雲海発生日に巡り会うのは、なかなかの至難の業なのです。

越前大野城について 城主/金森長近

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▲金森長近の銅像

一向一揆の鎮圧に功績を上げた金森長近は、織田信長から越前の土地を与えられました。金森長近は亀山に越前大野城を築き、さらに麓には城下町を整備していきました。短冊状に作られた当時の城下町は、現在の大野の城下町にもそのまま残っています。

城下町を整備する過程で、そこに住む人々のための飲料水・生活用水を確保するために掘り下げられたのが本願清水です。金森長近が大野に引いた清らかな湧水は、城下町に住む人々の生活を支えてきました。

大野城は4年もの歳月をかけて築城されました。亀山の山頂を削って本丸を造り、その麓に二の丸・三の丸があったので、平山城の形式でした。立派な天守そして櫓を構えたものでしたが、1775年に全焼。野面積みの石垣が現存していた為、1968年に本丸の天守が再建されたのでした。

▲越前大野パスポート

越前大野城の入館料金は大人200円です。越前大野市にはその他様々な史跡や博物館がたくさんあります。お城以外にも、観光予定の施設がある方は「パスポート(500円・期限2日間)」を購入した方がお得な場合があります。

  • 大野市歴史博物館
  • 大野市民俗資料館
  • 越前大野城
  • 武家屋敷旧内山家
  • 武家屋敷旧田村家
  • 和泉郷土資料館
  • 笛資料館
  • 本願清水イトヨの里

これらの施設に2日間、自由に出入りすることができます。いずれの施設でも販売しています。通常はこの中から3箇所以上観光する人は、お得になる場合が多いです。

越前大野城の観光情報 アクセス/駐車場

  • 開館時間:4月~9月 9:00~17:00、10月~11月 9:00~16:00
  • 休館日:12月1日~3月31日まで
  • 拝観料金:大人200円、中学生以下無料
  • アクセス①(電車と徒歩):JR越前大野駅から南登り口まで徒歩20分→南登り口から大野城天守閣まで徒歩20分
  • アクセス②(バスと徒歩):京福バス「大野六間」停から南登り口まで徒歩10分→南登り口から大野城天守閣まで徒歩20分
  • 駐車場:周囲に無料の駐車場複数あり

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